和の世界は終わる日記
サンジスキーの管理人、ゾロの扱いが酷くてすみません。 読者様参加型小ネタやってます。カテゴリ「参加型小ネタ」よりどうぞ。
あの日の香りに包まれたい
- 2005/02/05 (Sat) |
- 小ネタ |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
静かにドアの開く音に、明日の朝食の仕込をしていたサンジは自然と笑顔になった。振り向かなくても誰かは分かる、薄い香水の香り。
「どうしたんだいロビンちゃん」
「喉が渇いてしまって……。何か頂けるかしら」
「酒がいいかな」
「そうね」
席に着いたロビンに、赤ワインとつまみになりそうなチーズを出す。
「珍しいね」
ワインの栓を抜いて香りを確かめながらサンジは言った。ロビンが視線で先を促す。
「ロビンちゃんが香水つけてるのなんて」
「ふふ、さすがコックさん」
トクトクと、磨き上げられたグラスにワインが注がれるのをロビンは微笑みながら見ている。グラスを取り上げゆっくり回して香りを楽しむその端正な横顔を、間近で見ることのできる幸せにサンジはちょっと浸った。なので、
「王女様は喜んでいるわね」
突然言われたことの意味が分からなくて、サンジは一瞬ぽかんとした。ロビンが言っているのが、先日のビビの誕生日に皆で贈り物をしたことだというのに気が付き、自然と笑みがこぼれた。
「うん、喜んでくれてるといいな」
「喜んでいるわ」
トーン・ダイアルに録音しようと大騒ぎしているクルー達を、ロビンは楽しそうに見ていた。ルフィが「ロビンもなんか言えよー!!」と言うのに「私は遠慮しておくわ」と軽く肩を竦めて。
「ロビンちゃんも本を入れてくれただろ?きっと喜んでるよ」
「……ね、 コックさんも一緒に飲みましょうよ」
「喜んで~~!」
ロビンからのお誘いを受け、喜び勇んでサンジが向かいの席に着いた途端。
「実は私、今日誕生日だったの」
「え」
サンジは慌てて時計を見た。午後11時48分。もう「今日」が終わる。
「ええ!!そうだったの!?な、なんで言ってくれないんだよロビンちゃん!!」
「自分でも忘れてたの」
あっさりとロビンは言った。人の誕生日にご馳走を作る事に無上の喜びを感じるサンジのグル眉がへにょりと下がった。
「忘れてたって……」
「ごめんなさい。コックさん達が王女様の誕生日をお祝いしようとしているのを見て思い出したの。ここ数年、思い出したことさえなかったわ」
ロビンがサンジのグラスに並々とワインを注ぐのを、慌ててサンジが受ける。
「ナミさんも知らねェの?じゃあ、明日でもいいよ!パーティーやろう!折角の誕生日だし!」
「気にしないで」
でも~~と情けない声を上げる年下の男の子にロビンは笑った。
「私くらいの歳になると、みんなにお祝いしてもらえなくても大事な人にお祝いしてもらえれば、それで充分」
「!!ま、まさか。ロビンちゃんがお祝いしてもらいたい人って……オレ!?」
ロビンは素晴らしい笑顔を見せた。顔に「違います」とはっきり書いてある。
「……なわけねェかあ~~……クソ!誰だよロビンちゃんにここまで言わせておいてここに居ないヤツァ!!三枚にオロしてやるッ!!」
「美味しい、このワイン」
「ほんと!?チーズももっと要るかい~?」
「ええ、頂くわ」
サンジは急いでシンクに立ち、彼女に背をむける形になった。
チーズに包丁を入れていると、ぽつりと彼女が呟いたのが聞こえた。
「ありがとう」
思わず振り返る。彼女は、真っ暗で何も見えないはずの丸窓の外をぼんやりと見ていた。自分に向けられた言葉ではないのだとサンジは理解した。
ずっと忘れられていた誕生日。滅多に香水をつけない彼女の香りがかすかに鼻腔をくすぐった。何も聞く気はない。でも、これだけは言わないと。
キレイにチーズを盛り付けた皿を手に、振り返る。
「ロビンちゃん、誕生日おめでとう」
「……」
「誕生日にここに居てくれてありがとう」
彼女は笑った。
「ありがとうコックさん」
ロビンちゃんお誕生日おめでとう!!
すびばせん……。更新頑張りますとか言ってロビンちゃんのお誕生日なのに日越えちゃった……。しかも眠くて眠くてぼんやりした状態で書いちゃいました……。でも書きたかった!!ロビンちゃん好きだ~!!ちゃんと覚醒してから書き直したいと思います。↑これじゃあ何が言いたいのかさっぱりだ……。
えと、ロビンちゃんの大事な人とは、多分恋人とかではない感じ……。多分……。←わけわからん。
本日の更新
素敵サン誕企画「AAA」様のバナーをトップに!参加させて頂きます!
ゾロサンにはまったのが去年の12月で、初めて迎えたサン誕で一番初めに目にした企画が「AAA」様でした。パワーに圧倒されました!私もたくさんの素敵サンちゃんを口説きたかった……!!クウ!!(後悔)そんな素敵な企画に自分も参加できるなんて……。頑張ろう!!
素敵サイト様3件お迎えしました!もうほんとに憧れです……。どちらのサイト様も、お邪魔するたんびに「凄い!大好きだ!!」と思いつつもちょこっと落ち込みます(爆笑)や、才能があるっていうのはこういうことを言うのね……と思って(笑)でもそれ以上に、「こんな素敵なゾロサンをありがとうございます!!ゾロサン最高!」と感謝する和なのでした~。
すみません、眠らせてください~~♪眠い~~~(涙)
「どうしたんだいロビンちゃん」
「喉が渇いてしまって……。何か頂けるかしら」
「酒がいいかな」
「そうね」
席に着いたロビンに、赤ワインとつまみになりそうなチーズを出す。
「珍しいね」
ワインの栓を抜いて香りを確かめながらサンジは言った。ロビンが視線で先を促す。
「ロビンちゃんが香水つけてるのなんて」
「ふふ、さすがコックさん」
トクトクと、磨き上げられたグラスにワインが注がれるのをロビンは微笑みながら見ている。グラスを取り上げゆっくり回して香りを楽しむその端正な横顔を、間近で見ることのできる幸せにサンジはちょっと浸った。なので、
「王女様は喜んでいるわね」
突然言われたことの意味が分からなくて、サンジは一瞬ぽかんとした。ロビンが言っているのが、先日のビビの誕生日に皆で贈り物をしたことだというのに気が付き、自然と笑みがこぼれた。
「うん、喜んでくれてるといいな」
「喜んでいるわ」
トーン・ダイアルに録音しようと大騒ぎしているクルー達を、ロビンは楽しそうに見ていた。ルフィが「ロビンもなんか言えよー!!」と言うのに「私は遠慮しておくわ」と軽く肩を竦めて。
「ロビンちゃんも本を入れてくれただろ?きっと喜んでるよ」
「……ね、 コックさんも一緒に飲みましょうよ」
「喜んで~~!」
ロビンからのお誘いを受け、喜び勇んでサンジが向かいの席に着いた途端。
「実は私、今日誕生日だったの」
「え」
サンジは慌てて時計を見た。午後11時48分。もう「今日」が終わる。
「ええ!!そうだったの!?な、なんで言ってくれないんだよロビンちゃん!!」
「自分でも忘れてたの」
あっさりとロビンは言った。人の誕生日にご馳走を作る事に無上の喜びを感じるサンジのグル眉がへにょりと下がった。
「忘れてたって……」
「ごめんなさい。コックさん達が王女様の誕生日をお祝いしようとしているのを見て思い出したの。ここ数年、思い出したことさえなかったわ」
ロビンがサンジのグラスに並々とワインを注ぐのを、慌ててサンジが受ける。
「ナミさんも知らねェの?じゃあ、明日でもいいよ!パーティーやろう!折角の誕生日だし!」
「気にしないで」
でも~~と情けない声を上げる年下の男の子にロビンは笑った。
「私くらいの歳になると、みんなにお祝いしてもらえなくても大事な人にお祝いしてもらえれば、それで充分」
「!!ま、まさか。ロビンちゃんがお祝いしてもらいたい人って……オレ!?」
ロビンは素晴らしい笑顔を見せた。顔に「違います」とはっきり書いてある。
「……なわけねェかあ~~……クソ!誰だよロビンちゃんにここまで言わせておいてここに居ないヤツァ!!三枚にオロしてやるッ!!」
「美味しい、このワイン」
「ほんと!?チーズももっと要るかい~?」
「ええ、頂くわ」
サンジは急いでシンクに立ち、彼女に背をむける形になった。
チーズに包丁を入れていると、ぽつりと彼女が呟いたのが聞こえた。
「ありがとう」
思わず振り返る。彼女は、真っ暗で何も見えないはずの丸窓の外をぼんやりと見ていた。自分に向けられた言葉ではないのだとサンジは理解した。
ずっと忘れられていた誕生日。滅多に香水をつけない彼女の香りがかすかに鼻腔をくすぐった。何も聞く気はない。でも、これだけは言わないと。
キレイにチーズを盛り付けた皿を手に、振り返る。
「ロビンちゃん、誕生日おめでとう」
「……」
「誕生日にここに居てくれてありがとう」
彼女は笑った。
「ありがとうコックさん」
ロビンちゃんお誕生日おめでとう!!
すびばせん……。更新頑張りますとか言ってロビンちゃんのお誕生日なのに日越えちゃった……。しかも眠くて眠くてぼんやりした状態で書いちゃいました……。でも書きたかった!!ロビンちゃん好きだ~!!ちゃんと覚醒してから書き直したいと思います。↑これじゃあ何が言いたいのかさっぱりだ……。
えと、ロビンちゃんの大事な人とは、多分恋人とかではない感じ……。多分……。←わけわからん。
本日の更新
素敵サン誕企画「AAA」様のバナーをトップに!参加させて頂きます!
ゾロサンにはまったのが去年の12月で、初めて迎えたサン誕で一番初めに目にした企画が「AAA」様でした。パワーに圧倒されました!私もたくさんの素敵サンちゃんを口説きたかった……!!クウ!!(後悔)そんな素敵な企画に自分も参加できるなんて……。頑張ろう!!
素敵サイト様3件お迎えしました!もうほんとに憧れです……。どちらのサイト様も、お邪魔するたんびに「凄い!大好きだ!!」と思いつつもちょこっと落ち込みます(爆笑)や、才能があるっていうのはこういうことを言うのね……と思って(笑)でもそれ以上に、「こんな素敵なゾロサンをありがとうございます!!ゾロサン最高!」と感謝する和なのでした~。
すみません、眠らせてください~~♪眠い~~~(涙)
PR
カレンダー
06 | 2025/07 | 08 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
最新記事
(03/02)
(02/05)
(01/05)
(01/03)
(12/17)
最新コメント
[12/31 和@管理人]
[12/27 おまけの一言]
[04/23 和@管理人]
[04/01 レイラ]
[12/06 和@管理人]
プロフィール
名前:
ノダ ワアヤ
性別:
女性
趣味:
趣味はサンジ!
自己紹介:
2次創作サイトの管理人の日記です。
間違って来られた方はどうぞお逃げになって!!
「ゾロサン」とか「ゾロサン」とか、聞きなれない単語が飛び交ってますよ!!
このブログへのブックマークはお止め下さい。
間違って来られた方はどうぞお逃げになって!!
「ゾロサン」とか「ゾロサン」とか、聞きなれない単語が飛び交ってますよ!!
このブログへのブックマークはお止め下さい。
COMMENT