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和の世界は終わる日記

サンジスキーの管理人、ゾロの扱いが酷くてすみません。 読者様参加型小ネタやってます。カテゴリ「参加型小ネタ」よりどうぞ。

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やっと大人の時間 と バトン

こんばんにゃ!和です。
昨日の日記、後で再びって書いたのに今になってすみません!
いや、あの後夜中に姉2一家が到着しまして、それから小ネタを完成させようと思ったのですがあまりの眠さに寝落ち、ところが、朝早い姉2家族は朝の6時から行動を始め、朝弱い私と姉1はひいいい勘弁して!と思いつつ、みんなでお昼を食べに行ったりしてきました。
家に居る時に書き上げちゃおうと思ったんですが、姪と甥たちは私がパソコンの前にいると飛んできて、「何やってんのー!?」って傍を離れないですよ……。そしてインターネットでできるゲームを始め、パソコンを奪われました……。誰だよ子どもにインターネット教えたヤツ!!←おかしな怒り
22時ちょっと前に子ども達が寝まして、やっと落ち着いてパソコンが触れる!!


これは、世の隠れゾロサンスキーなお母様は大変だ~~と実感しました……。
サンジ、って打った瞬間甥っ子がどーんって部屋に入ってきた時、心臓がドキーー!!ってなりました(倒)


というわけで遅くなりましたがバトン回答!



●回転ドアに入るタイミングがつかめない[サンジ]



●猫を「ニャンコ」、犬を「ワンコ」と呼ぶ~の二人の続きです。


 大学生のゾロとコック見習いのサンジの休みが重なる事は珍しい。その貴重な休日に、新しく出来た複合施設に行ってみたいと言い出したのはサンジの方だった。ゾロは正直人込みは嫌いだし買い物にも興味はないし、家でゴロゴロしていたかったのだが、新しい物好きなサンジが目をキラキラさせながら「行こうぜ行こうぜ!」とせがんでくると、重い腰を上げないわけにはいかなかった。
 地下鉄を乗り継いで地上へ出ると、目と鼻の先に巨大なビルが見えた。あの高層ビルを中心に、色んな施設が展開されているらしい。
 カップルや若い女のグループがきゃらきゃらと声を上げながら次々にそのビルに向かって歩いて行くことに気づいたゾロは、自分達も同じところへ行くのかと少々うんざりした。隣を歩くサンジは「おっ、あの女のコ可愛い!」とはしゃぎまくっている。
 超巨大なそのビルは、すぐ目の前にあると思えるのに歩くと結構距離がある。15分ほど歩いて、屋外にあるエスカレーターを上がる。
 そこにはちょっとした広場になっており、休日だけあってたくさんの人が行き交っていた。メインのどでかいビルに近づいて行くと、回転ドアが設えてある立派なエントランスが見えてきた。
 吸い込まれるようにに入って行く人々について、ゾロも回転扉を通った。
 が、後から着いて来ているものと思っていたサンジが居ない。
 ああ?と思ってきょろきょろと辺りを見回せば、サンジがビルの中に入らずまだ外にいるのがガラス越しに見えた。慌てて再び回転扉を通って外に出ると、突っ立ったままのサンジに駆け寄り「何で入らねェ」と声をかけた。
 サンジは軽く眉間に皺を寄せて、
「……なんで扉が回るんだ」
「はあ?回転扉知らねェのか?」
 アホだアホだとは思ってたがこれ程とは、と呟くと、サンジはくわっと目を剥いた。
「知ってるよ!!“かいてんとびらのむこう~♪”ってち○みちゃんが歌ってるじゃねェか!」
「はあ?誰だよ」
「80年代のアイドル堀ち○みちゃんだ!スチュ○ーデス物語に出てただろ!!」
 ……サンジは、彼の養父が経営しているレストランで働いているコック(おっさん達)に育てられたようなものなので、時々ゾロにはわからない時代の話をしてくる。80年代のアイドルが好きなのは確かカルネだ。ゾロにもたまにセイコちゃんがどうのアキナちゃんがどうのと話しかけてくる。
「いいから行くぞ」
 ち○みちゃんの話しは流してとっととビルに入ってしまおうと思ったのだが、「待て待て待て!」とサンジはゾロの腕を引っ張った。
「何だよ!」
「お前、オレの後から来い。オレが先に入るから」
「ああ!?」
 理不尽な物言いにじゃあさっさと入れよ!!と憤慨しかけたゾロをさっくり無視し、サンジはさっさと回転扉近くまで歩いていってしまった。理不尽すぎる。
 左足を少し前に出してマラソンなんかで走り始める時の体勢をとるサンジを不思議に思ったゾロは尋ねてみた。
「……何やってんだお前」
「や、なんかタイミングが掴めなくて。なあ、あのドア回るの早過ぎねェか?」
「……いや、フツウ」
「とにかく待て、クソ、こういうの苦手なんだよ……。良いからてめェ先に行ってろよ!」
「お前が後から来いつったんだろうが!」
「ああダメだ!ひとりで先に行かせると迷子になる!」
「なるか!」
「てめェうるせェ!黙ってろ!」
 片脚を半歩出し上半身を揺らしてタイミングを計るサンジの横顔があまりにも真剣で、ふざけんなとくってかかろうごしたゾロは、寸での所で言葉を飲み込んだ。
 思い出してしまった。


 サンジは幼い頃、ゾロの家の隣でレストランを営んでいるゼフの養子としてやってきた。背がゾロより低く、ひどく痩せて目ばかりとても大きい子どもだった。そしてその大きな青い目は、絶えずどこか一点だけを見つめていた。
 同い年だったこともあって、ゾロは母親からサンジと遊ぶようにと言われ、いつも子ども達が遊んでいる公園へ連れて行った。連れて行ったと言っても、出会ったばかりの子ども同士、お互い話もせず、サンジは先に歩くゾロの後を俯いてのそのそとついて来るだけだったが。(お陰で5分でつくはずの公園に30分かかった)
 公園では、近所の子ども達が集まってわいわいきゃあきゃあと騒いでいた。
 4~5人で大縄跳びをしていたゾロの同級生の女の子が、ぼんやりと公園の入り口に立つ二人に気づき、一緒にやろうと誘ってくれた。
“おい、入れてくれるって”
 声をかけてみたが、サンジは固まったように微動だにしない。仕方がないので、ゾロが先にひゅんひゅんと音をたててしなる縄の中に入り何度か飛んだ見せた。そしてサンジの所へ戻ると、
“お前もやれよ”
 言ってみるも、やはりサンジは軽く俯いて動こうとしない。
 ゾロもどうして良いかわからなくなり、始めと同じようにサンジと並んで、同級生たちが大縄を次々と飛んで行くのをぼんやり突っ立って見ていた。暫くして、サンジがぼそりと呟いた。想像していた以上に高い声だった。
“やったことねェから……。どうやったらいいのかわからねェ”
 ゾロはとても驚いた。ゾロの常識では、子どもなら大縄跳びは誰しも一度はやったことのあるポピュラーな遊びだった。
 なんで大縄跳びをしたことがないんだろう。
 そう思ったが口に出す事はできず、この痩せっぽちのチビが、動こうとせずに、くるくる回る縄をただ無表情に見つめていることがとても気に入らなかった。
 暫く考え、ゾロはおもむろにサンジの手を掴んだ。
“なんだよ!?”
 焦るサンジをぐいぐい引っ張って縄を飛ぶ順番に加わる。
 ゾロ達が飛ぶ番が来る。戸惑った表情のサンジがゾロを見ていたが、ゾロは縄の動きに集中した。タイミングを計って“今だ!”と叫んでサンジを引っ張る。
 大縄の中に引っ張り込まれたサンジの足に、大きく回ってきた縄は引っかかった。
 呆然とするサンジに、
“そこで飛ぶんだ。そんだけ”
 そう言って、ゾロは再びサンジの手を掴んでまた大縄の順番に加わる。サンジは黙ってついてきた。
“他のヤツらの動きも見てろよ”
 そう言うと、サンジはこくりと頷いた。
 大縄を飛ぶ子ども達の動きを見つめるサンジの目が、段々真剣になってくる。彼の浅い呼吸音が聞こえてきそうだった。人間に気付かれないようにそろそろ逃げ出そうとしている猫に似ているとゾロは思った。
 再び手を繋ぎ、二人は大縄の中に飛び込んだ。
 今度は、サンジはゾロと一緒に軽々と縄を飛び越えて見せた。
 

 大縄跳びのことがあってから、ゾロは数多くの「サンジの人生初の出来事」を一緒に経験した。「初めて」が増えていく度、サンジの表情がどんどん変わっていった。
 そしてゾロは、サンジが笑ったり怒ったりするのが嬉しくてしょうがなかった。
 初めて会った時の、壊れた人形の様な顔など、二度と見たくなかった。


 回転扉に入るタイミングを狙っているサンジの顔は、集中しているせいか表情がない。ゾロはこのサンジの顔が好きじゃない。
 がしっとサンジの腰に腕を回し、ゾロは自分の体にサンジの体を引き寄せた。
「ひ!?」
 サンジが奇怪な声を上げたが無視した。
 そして二人三脚のように体を寄せ合ってずかずかと回転扉に向い、そのまま狭いガラスで仕切られた空間に二人で入って、回る扉を通ってしまった。
 後から来る人の邪魔にならないようにロビーの端に寄ると、ゾロはやっとサンジの体を離した。口をぱかっと開けて今起きた事を反芻してるらしいサンジに、
「……回転扉なんてこんなもんだ」
 そう言った。
 どうせ赤くなって「余計なことすんな!」とか「人前で!」とかギャーギャー怒るだろう、とサンジから飛んでくるであろう蹴りに備えこっそり構えをとったが、サンジはゆっくりと瞬きをし、「お前って……、ほんと、昔っから……」とかなんとかブツブツ呟くと、ふにょんと恥ずかしそうに笑った。
 その顔がツボにはまったゾロの方が真っ赤になり、「なんで赤くなる!ヤらしいぞてめェ!」と結局サンジに蹴りをいれられる。
 





*回転扉の定員数が1人となっている場合は、当たり前ですが2人で入っちゃダメですよね!!





ええと、またもやお若いレディが分からない、しかも無駄に長い歌ネタが入っててすみません。おばちゃんなんですみません(笑)「回転扉」って聞くとつい歌っちゃうんですよあの歌!私もフレーズだけ覚えてて誰の歌か分からずに検索かけちゃった。
本当はもっとアホ小ネタにしようと思ったのですが、やはり回転扉で思い出すのは六本木ヒ○ズ森ビルの事故。
実は私、あの事故の起こる数ヶ月前にヒ○ズに遊びに行きまして、件の回転扉を通ったんですよ。
大人の私でも、「この扉回転速いなあ!(汗)」と思ったのです。でもまさか、あんな事故が起こるとは……。
なので、あまりふざけた感じの話は書けませんでした。
このサンジはわけあって「回る」物が苦手、という裏設定があります。
さあバトンもあと一個!ネタが思いついてないけど頑張ります~。


拍手[0回]




拍手お礼ですvv


4月30日

>カヲリ様vv

わーんカヲリさん!遅くなってすみません!!メールのお返事も遅れててすみません……!!(涙)また長いメールになっちゃうと思いますがお待ち下さい……!!
スキップできないサンジ!わあーーー嬉しいですありがとうございます!自分でも、あれはちょっとお気に入りなんです……。ゾロ居ないけど(爆)
今回も、パラレルですが子ども時代になりましたが、ちょっとアレなサンジになっちゃって……
カヲリさんも旦那様も、もう風邪は大丈夫でしょうかー!ご家族で楽しくGW過ごされてますように!!
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プロフィール

名前:
ノダ ワアヤ
性別:
女性
趣味:
趣味はサンジ!
自己紹介:
2次創作サイトの管理人の日記です。
間違って来られた方はどうぞお逃げになって!!
「ゾロサン」とか「ゾロサン」とか、聞きなれない単語が飛び交ってますよ!!
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