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和の世界は終わる日記

サンジスキーの管理人、ゾロの扱いが酷くてすみません。 読者様参加型小ネタやってます。カテゴリ「参加型小ネタ」よりどうぞ。

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ヤ、ヤベェ…!! のと バトン

あああ、3月が終わってしまう!
サン誕ページすら出来てないのに!!
でも宣言します!!
サン誕ページは作ります!!サン誕必ずやります……!!

決意も新たに、しかしそんな中、


本格的に腰が立たねェ……!!


今日は、まずママンに、着替えや飲料用のお湯を入れたポットを持って行き、それから、先月おなかが大きかった友人の赤ちゃんが無事産まれたので、お祝いを買って会いに行って来ましたー!
甥2以来、久しぶりに産まれて数日の赤ちゃんを抱っこさせてもらいましたが、柔らかいなあ~vv
姉2のところで住み込みベビーシッターをしていたお陰で、自分の子どもが居ない割には赤ちゃんのお世話が上手です私(笑)
友人は出産まで2日半かかったらしく、もー話を聞いてるだけで私が死にそうになりました……!!まさしく命がけ!!
女の人はすごい!!!!お母さんは本当に偉大です……!!!!!


腰のお陰でちゃんと歩けず、病院の長い廊下、お祝いを買いに行った広ーいショッピングセンターがかなり辛かったです。
普段私が人一倍姿勢に気をつけているのを知っている友人は、おばあちゃん歩きの私に「どうしたのー!?」と愕然としてました(笑)
部位は違いますが、自由に動けなくて、おかんもずっと辛かったやろうなあ、と、こんなタイミングでおかんの気持ちがわかるとは思いませんでした。
おかんの病室に辿り着く前に、母がお世話になってる整形外科の前を通るんですが、私が診て貰おうかと思いましたよ。ヨタヨタ。


あとでバトンを答えに戻ります!


=====================================================


ただいまです!
ではバトンの続きを!


●スキップができない[サンジ]


 昔馴染みが営んでいる香辛料店の重い木の扉を押し開いて、ゼフは眉を顰めた。
 1時間前に、小遣いを渡してどこでも行って来いと言いつけたはずのチビコックの黄色くて丸い頭が、店への上り口の階段からひょっこりと覗いている。小さい頭の視線は、香辛料店の目と鼻の先にある広場で催されているカーニバルに釘付けだった。ピエロ姿のアコーディオン奏者が奏でる楽しげな音楽に、丸い頭がゆらゆらと揺れている。
「オイ」
 声をかけると、小さな体がぴょんと飛び上がる。
「なんだクソジジイ、早ェじゃねェか。昔馴染みとのオウセはもういいのか!?」
 慌てて立ち上がり、生意気な口調で胸を張るチビコックだが、言葉の使い方がおかしい。ゼフは溜息を吐いた。
「ああ。また夜に店に食いに来る」
「おっ、じゃあ下手なもんは食わせられねェな」
 チビコックは、ゼフが手にしていた紙袋をひとつ、よいせと取り上げると、広場とは反対側の港に向かってさっさと歩き出した。しょうがなく、ゼフも荷物を抱え直し後につく。
 ゼフたちとすれ違う人たちは、皆、少しお洒落をして、笑顔で広場へ向かう。
「……おめェも行って来い」
 目線を下げ、見えるつむじに向かってそう言えば、
「何言ってやがんだ。ディナーの仕込みがあるのにそんな暇ねェよ」
 呆れた様に言い返してくる。
「今日は近くの島からも人がいっぱい来るんだろ。書き入れ時だ。いつもより多めに準備しねェとな」
 果物やらパンやらが詰まった自分の頭より大きい紙袋を抱え、重いと思っている素振りを見せようともしない。全くこのガキは素直じゃない。
 と、チビコックが珍しいものを見るように目をやった。 道の端で、地元の子ども達が頬を真っ赤にして笑い声を上げながら踊っている。軽やかにステップを踏み、輪になってスキップでぐるぐると回る。
 そう言えば、先程すれ違った親子連れも、両親に挟まれた女の子がスキップしているのをサンジがさり気なく見ていた事をゼフは思い出した。
「おいチビナス」
「あ?なんだクソジジイ」
「お前スキップは出来るのか」
「……なんだよスキップって」
「あの子達がやってるだろう、あの足の動きだ」
「……あんなの初めて見た」
「お前、あの子達に教えて貰って来い」
「は!?なんでだよ!!オレはキョーミねェ」
 大きな青い目がゼフを振り仰ぐ。ゼフは、出来るだけ偉そうに言った。
「オレの足技を使えるようになりたいんなら、スキップくらいできる様になっとけ。足技にはリズムとタイミングが必須だ。スキップもできねェヤツが強くなれると思うなよこのナスが」
 サンジの頬がみるみる赤くなる。
「じゃ、じゃあジジイが教えてくれたらいいだろ!」
 そんな事を言い出すチビに、ゼフはぐっと詰まった。
「……冗談言うな。なんでオレが」
 唇を突き出してゼフを睨んだサンジの顔がはっと固まり、表情が曇る。
「……出来なくなっちまったのか?」
「ああ?」
「……足が、そんなだから」
 ゼフは、無言でサンジの尻を蹴り上げた。
「いってェ!!何すんだクソジジイ!!」
「舐めんなよクソナスが。出来ねェわけねェだろ。なんでわざわざこのオレがチビナスなんかに教えてやらなきゃならねェんだっつってんだ、勿体無ェ。100年早いわ!」 
「なんだとクソジジイ!!」
「いいから行って来い!!ディナーが始まるまで帰ってくるな!!」
「ふざけんな!!オレが居なきゃ店が回んねェだろうが!!」
「半人前以下のてめェなんざ返って邪魔だ!!悔しかったらスキップしてみろ!!」
「そんなもん教えてもらわなくてもひとりでできるようになるもん!!」
「いいから行って来い!!」
「い や だ !!!」


 そのままぎゃーぎゃーとケンカしている内に港に着いてしまい、結局、ゼフの密かな願い空しく、寄港している3日の間、意地っ張りのチビコックは頑としてカーニバルに遊びに行こうとせず。
 しかしその後、バラティエのあちこちで、いい歳をしたいかつい男達が顔を赤くしながら踏むスキップを、傍らでしゃがみこんで食い入るように見つめるチビコック、という奇妙な光景が見られ、オーナーシェフはコック達から「こんな恥ずかしい仕打ちを受けるとは思わなかった……!バツゲームか!!」と恨まれることとなる。



親の心子知らず。ゼフは、サンジを子どもらしく遊ばせたかったんですね。
ゼフとチビナスをちゃんと書いたのは初めてですが楽しかったー!無駄に長くなったぜ。
一箇所、「ゼフ」を間違えてうっかり「ゾロ」と打ってしまいました。
それもまた有り!!
今は華麗なスキップから見事な蹴りを繰り出すサンジも、昔は、子ども同士で遊んだ事ないからスキップできないどころかスキップ自体を知らなかったんだろうなー。そんで、大人たちに教えてもらって一生懸命練習したんだろうなかわいい!!!!
と、そんな妄想。


拍手ありがとうございましたー!!

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名前:
ノダ ワアヤ
性別:
女性
趣味:
趣味はサンジ!
自己紹介:
2次創作サイトの管理人の日記です。
間違って来られた方はどうぞお逃げになって!!
「ゾロサン」とか「ゾロサン」とか、聞きなれない単語が飛び交ってますよ!!
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