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和の世界は終わる日記

サンジスキーの管理人、ゾロの扱いが酷くてすみません。 読者様参加型小ネタやってます。カテゴリ「参加型小ネタ」よりどうぞ。

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ひい!

久しぶりですみません!
後で小ネタアップと拍手のお返事をしにきます!!
只今22時半なんですが、あと1時間くらいで姉2一家(旦那さん含む)が狭い我が家に到着します……(笑)急に来るって!バタバタやん!


このあと23時10分からN○Kで放送されるヨン様主演のドラマに、声優業を営んでいる友人の樋口さんがカクタン役(吹き替え)で登場しますので、ドラマをご覧の皆様、どうぞ応援宜しくお願い致します!


では後ほど!

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じゃんぴ感想も書きたい と バトン

●猫を「ニャンコ」、犬を「ワンコ」と呼ぶ[サンジ]


(●横断歩道の白いとこだけ~の二人のその後です)



 幼馴染の二人が暮らすボロアパートに、サンジの実家からたけのこが送られて来たのは昨日。仕事が早番だったサンジが腕を揮い、今日はたけのこづくしの豪華な夕飯だ。
 美味い美味いとがっつくゾロを少し笑って、サンジはテレビに視線をやった。ペットの健康がどうこうというペットフードのCMが流れている。
 そう言えば、と何かを思い出したらしいサンジが口を開いた。
「この前電話でチョッパーから聞いたんだけどよ」
 チョッパーとは、地元で動物病院を開いている、ゾロとサンジ共通の友人だ。
「最近は飼い犬のことを“ワンちゃん”って呼ばないとダメとか言うヤツが増えてんだってさ」
「へえ」
「家族なのに“犬”呼ばわりなんて許せないらしいぜ?自分は好きに呼べばいいけど人にまで強制すんなっつーのなあ?餌のことも“餌”って言うと怒り狂うらしい。“ご飯”なんだってさ。可愛いのは分かるけど、犬は犬でしかないよなあ」
 オレなんて、てめェを餌付けしてるとか思ってるしな!ガハハハ!と笑い飛ばすサンジに、絶品たけのこご飯を口に運びながらゾロは「ああ」と曖昧に返事した。
 だってゾロは知っている。 


 
 夕飯後、そのままダラダラとテレビを観ていると、タバコを箱から取り出そうとしたサンジが「あ」と気の抜けた声をあげた。
「しまったタバコ切れた。オレコンビニ行ってくるわ」
「オレも行く」
 サンジはかかとの潰れたスニーカーを、ゾロは健康サンダルを引っ掛け、連れだって狭いアパートを出る。
 コンビニまで徒歩10分。街灯のともる夜道をぷらぷらと歩いて行くと、一軒の家の低い塀から、白い犬がひょいと顔を覗かせた。ゾロとサンジの顔を覚えているらしく吼えたりせずに黒い瞳で見つめてくる。
「お。佐々木さんちのわんこは今日も精悍だなー。かっけーわんこだよなー。お前より賢そう」
「うるせェ」
 “佐々木さん”と親しげに呼んでいるが、知り合いなわけではない。表札が“佐々木”となっているだけだ。
 佐々木さんちの犬に、サンジは「ばいばーい」と手を振った。
「そういや、この前よぼよぼのじいさんがよぼよぼのわんこ連れててよ、それがすげェ微笑ましいんだ。微笑ましいのになんか泣きそうになった」
「そうか」
 ……サンジ自身は気づいてないのかもしれないが、彼はかなりの犬好きだ。いったん犬を見かけると、暫く犬の話をしている。
「帰りによくすれ違うすらっとしたレディvvの連れてるわんこはすげェ美人なんだ!やっぱ飼い主に似るんだな~」
 うんうんと一人頷くサンジ。次の瞬間、「あ!」と目を輝かせた。
 どこからか現れた三毛猫が、3メートル程先で優雅に道を横切って歩いていたが、サンジの叫び声に立ち止まり、窺う様にこちらを見る。
「にゃんこ~!にゃんにゃん~。こっちおいで~」
 サンジは猫を脅かさないように中腰で近づくと、ヤンキー座りになって猫に手を差し出した。
「オイ、ゾロ、なんか食うもん持ってないか」
「持ってるわけねェだろ」
「にゃんこちゃーんvvおいでおいで、触らせてくれ~vvスレンダーなにゃんこちゃ~んvv」
 ……因みに、サンジ自身は気づいてないのかもしれないが、彼はかなりの猫好きでもある。道端で猫をみかけると、必ずこうして構っている。というか構ってもらいたがっている。
「あー!行っちまった……。つれないなあ~!でもにゃんこはそこがいいんだよなあ~vv」


 ……サンジは知らない。いつも実際に犬と猫を目の当たりにすると、自分が「わんこ」「にゃんこ」と口走っている事を。


 そしてサンジは知らない。毎度毎度小さく蹲って猫を呼び寄せようとするサンジの丸い後姿を黙って見ているゾロが、「このまま背中にのし掛かって後ろから挿れてやりてェ」と考えていることを。




チョッパーから聞いた事になってますが、実際には、オリジナルBLサイトでご一緒させて頂いている楽さんが、ミクシィの日記に書かれていた話しが印象的だったので使わせて頂きました。無断ですいません……。ってこんなとこで謝ってもご覧になってないと思いますが……。重ね重ねすいません……。
猫を目の当たりにすると別人になるのは私です。
赤ちゃんや小さい子に対して赤ちゃん言葉を使う事はないのに、猫に対しては、「にゃんちゃ~んvvおいでおいで~vv」と何かがのりうつります。猫が大好きなんだ……。メロメロになるんだ……。犬も好き。
2回連続ちょっと下ネタな小ネタでした。
そろそろバトン小ネタが終盤なんですが、気に入って下さったネタがありましたら、拍手でこっそり教えて頂けると嬉しいです……!!


拍手して下さった方ありがとうございましたー!!

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・・・拍手お礼vv

母、18日に退院しました。

報告が遅くなってしまいまいましたが、母、18日に無事退院しました。
気にかけて下さった皆様、わざわざメールでご心配頂いた皆様本当にありがとうございました!!(平伏)
いや、本当に、リアルな知り合いからは「お母さんどう?」的なやり取りが全くなかったので(笑)ネットの向こうの皆様の優しさに涙がじわりー!!
お声をかけて下さった方々には本当に感謝しています。ありがとうございました……!!


始め、リハビリセンターの転院も考えていたんですが、思いのほか経過が良く、本人も家に帰りたいというので自宅でリハビリすることにしました。
我が家はずっとコタツテーブルで食事をしてたんですが、机と椅子に変え、転ばないように、人工関節が外れないように注意しながら生活しております。とにかく足に筋力がないので(右足と左足の太さが全然違う……!!)、一緒に歩いたりストレッチしたりしてます。
なんとか大丈夫そう……!??
高血圧のため、病院で出されていた減塩食をだいぶ嫌がっていた母は、家に帰って来てごはんが美味しい美味しいと言ってます(苦笑)いや、これからも減塩食生活だから!!


しかし、母の居た病院は本当に早く出て行って欲しかったらしく、18日に退院が決まっているというのに、15日に嫌がらせかのようにまた部屋を変えられたんですよ!!部屋というか病棟を。


その日の朝、11時2分に来た母からのメール


南病棟401号室になった。
島流しだ~。もう退院しようかな~



そのメールへの私の返事


「件名・負けるな
本文・踏ん張れ。もうちょっとじゃないか。」


そのメールへの母からの返事


もうヤダ!」


2時間後送られてきた母からのメール


慣れた。話相手出来た☆」




なんだ、「☆」って。


まあね、うちの母はそんな人ですよ……。
や、わかります。病室変えられて仲良かった人と離されて、話す人が誰も居なくなっちゃったら、そりゃ辛いよね。
新しい病室に行ってみてビックリ。産婦人科病棟でしたよ。なのに患者さんのほとんどは白内障。どんな病室……。
変わることになった323号室も、2人の方が退院していかれて、4日間くらいなんと2つベッドがあいた2人部屋だったんですよ。ベッドがあいてないならともかく、あと3日で退院する人を病棟も違う6人部屋へ変えたら、島流しって言われてもしょうがないですよねえ……(溜息)


愛ラブ祖母ですが、叔母とイトコと一緒にお見舞いに来てくれまして、そのまま泊まってもらう気満々だったのですが、次の日歯医者さんということで帰ってしまいました……(涙)
うちの祖母は超晴れ女でして、祖母が遠出する日はいつも良い日になると言うことで親戚では有名なんですが、やっぱり来てくれた日はとっても良い天気で凄く良い日だったのです。が、次の日は大雨大風の嵐でした……(笑)ほんと凄いなばあちゃん……。
孫の私は超雨女ですがね……フフ……。


そんなこんなで色々ありましたが、無事退院できて本当に良かった。
これからまだちゃんと歩けるようになるまで時間はかかると思いますが、頑張ってもらおうと思います。
皆様本当にありがとうございました!!

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日記が空きすぎた… と バトン

すすすいません。生きてます生きてます。
まさかこんなに日記があいてしまうとは。フナムシ以下のオレですいませんすいません!!
なんかいろんな事が裏目に出たー(涙)
バトンの続きいってみます。


●口癖が「ぶっちゃけ」の[サンジ]


 サンジ君特製ブレンドのハーブティーはとっても良い香りでとっても美味しい。
 なのに、なんでこんなにイライラしながらお茶しなきゃいけないんだろう。
 先程からあからさまに所謂「白い目」を向けているのだが、ケーキを切り分けている本人はちっとも気づきやしない。  
「ぶっちゃけ、あいつには味なんてわからねェんだよ」
 言いながらナミの前に、艶やかに焼き上がったオレンジタルトの皿を置く。
「いや、別にいいんだけどね、ゾロのヤツが美味いとか不味いとかどう思ってるかなんて。ぶっちゃけオレはあいつが同じ船に乗るクルーだからメシ出してるだけだし」
「あらそう」
「そうさあ!」
 ケーキサーバーを握ったままサンジは勢い良く振り向いた。 
「ナミさんやロビンちゃんが“美味しいわサンジ君”って言ってくれるのが何よりも嬉しいって言うか、ぶっちゃけオレにとってのご褒美!?みたいな!?」
 でれでれーっと鼻の下を伸ばし体をくねらせ、「紅茶のお代わりはどうだい?ナミさ~んvv」とナミの顔を覗き込む我が船のコックさんは、自分がさっきからゾロの話しかしてないことに気づいてないのだろうか。
「まだいいわ」
 勧められたお茶をあっさり断って、ナミは話を戻した。
「それでもサンジ君は結局言って欲しいんでしょ?ゾロに。“美味かった”、とか」
 ちらりと横目で見てやると、サンジの笑顔が引き攣る。
「な、まさか!!そんなわけねェよ!ぶっちゃけどうでもいいし!」
「じゃあなんでムキになってゾロの好きなもの作るの。知ってるのよ、ゾロが見張りの時に色々作ってんの」
 ズバリ指摘され、ざあああっとサンジの顔が赤くなった。
「なんでナミさん、イヤ、違、あれはぶっちゃけコックとしての修行みたいなもんで……!!」
「ふーん」
「ほんとだって!!あいつの為にとかそんなんじゃねェよ!!ぶっちゃけオレあいつに嫌われてるし!!なんでオレのこと嫌いなヤツなんかの為にそんな!!」
「あら、嫌いだって言われたの?」
 半目で言われたナミの言葉に、サンジは目に見えてしおしおと萎れた。へへっと小さく笑う。
「だって、そんなの分かるよ。オレが起こしに行くとすげェ嫌そうな顔するし、ルフィ達と喋ったりしてっとすげェ目で睨んで来るし。……ゾロはきっと、オレのことなんて、ぶっちゃけ仲間とも思ってな」
 バン!!!
「ああー!!もうめんどくさいわね!!」
 ナミは手のひらで机を叩いて立ち上がった。サンジの体も驚きに飛び上がる。
「ナ、ナミさ……?」
 ゴゴゴゴゴと効果音つきのオーラを放ちながら、ナミはぎんとサンジを睨みつけた。
「ぶっちゃけサンジ君はゾロが好きなんでしょ!?だからあいつとセックスしてるわけでしょ!?」
「…………え!!!?」
 サンジの髪がぶわっと逆立つ。 
「だーかーらーセックスしてんでしょって言ってんの!!女好きのサンジ君が挿れられる側までやっちゃうくらいゾロの事が好きなくせに今更ゾロなんて関係ないなんてガタガタ言うんじゃないわよ!!ぶっちゃけウザいのよ!!」
 ナミの、次から次へと撃たれる弾丸の様な言葉に、サンジの顔が真っ赤になり、そしてみるみる青くなる。
「ナナナナナミさ、な、なん、なななんでししし」
「なんで知ってるって!?あんた達、お互いがどんな目でどんな風にお互いを見てるか気づいてないの!?ぶっちゃけそこら辺の小学生だって気づくわよ!!大体、気づかれたくないのなら色んなとこでセックスすんのやめなさいよ!!見張り台とかお風呂とか、そんなとこでヤられちゃったら聞きたくない声だって聞こえるのよ!!ぶっちゃけ迷惑なのよ!!ゾロなんて、普段呼ばないくせに、熱ゥ~~い声でサンジ君の名前呼んじゃってさ!あーキモい!!」
「そ!!なま!?こえ!?……ッッッ!!」
「あーうるさい!!だからあんた達が色んな場所でセックスするからぶっちゃけ聞きたくないけど聞こえてくるっつってんでしょ!!嫁入り前の娘にセックスセックス言わせるんじゃないわよ!!大体、答えなんてしっかり目を開けばもう見えてんのに、いつまでもウジウジウジウジ……バッカじゃないの!?ぶっちゃけこっちもヤキモキしてんのよ!!いーいサンジ君!!」
「ハイ!!」
「ぶっちゃけて言うけど、あんたがゾロの事好きなのはバレバレなんだから、もう良い加減素直になって告白でも誘惑でもなんでもしてさっさと手にいれちゃいなさい!!海賊でしょ!!!」
 ビシィィッッ!!
 ナミに指を突きつけられ、サンジは燃え尽きた紙のように真っ白になってがくりと膝をついた。
 椅子に座り直したナミはさっさとタルトを食べてしまうと、
「ごちそう様~」
 立ち上がり、サンジを放ったらかしに颯爽とラウンジを出る。
 と、丁度ウソップが甲板から上がってきた。
「ナミ、サンジ居るか?」
「居るわよ」
「サンジー!コーヒー淹れてくれねェか~」
 入れ違いにウソップがラウンジに入って行った。が、すぐに戸惑ったように顔を出す。
「おいナミ、なんでサンジ“おーあーるぜっと”の形になって泣いてんだ?」
「さあねー」
 ふんふんふーん♪と鼻歌を歌いながら、ナミはみかん畑に上がった。たわわに実ったみかんを一個一個チェックする。今日もベルメールさんのみかんは瑞々しくて美味しそう。あー幸せ。
 ガチャガチャと金属の触れ合う音と硬い靴音が近づいてくる。良い気分を邪魔されたナミはムッと眉間に皺を寄せた。
「ナミ」
 振り返ると、サンジの件の相手、この船の剣士が立っていた。
「ちょっと聞きたいことがある」
「……何よ」
 聞きたいことがあると言ったくせにゾロはなかなか口を開かない。睨みつけるようにナミの目を見てくるので、生意気だわ、とナミも睨み返す。
 暫しの間があって、漸くゾロが口を開いた。
「あいつ……、コックは」
 低く、少しかすれた声。ゾロはふうと息を吐いた。
「コックは、オレのことを、ぶっちゃけどう思っているだろうか、ぶっちゃけ」
 ゾロとナミは無言で見つめあった。
 沈黙を破ったのはナミの涼やかな声。



「さあね、ぶっちゃけ船底にへばり付いた苔くらいにしか思ってないてんじゃないの?」



「ナミ居るかー?頼まれてた美容液作ってみたけど……」
 とてとてと音を立ててみかん畑に上がってきたチョッパーが、その光景を見て戸惑ったように立ちすくんだ。
「あれ、ナミ、なんでゾロ“おーあーるぜっと”の形になって泣いてんだ?」
「さあ?ぶっちゃけ興味ないわ」
 

 ナミはうーんと伸びをすると、二人がほんとの意味で出来上がった暁には、格納庫を彼らの部屋にしようと勝手に決めた。今日からか明日からか。時間の問題ね。
 口癖が移る位その人のことしか考えてないんだったら、腹括りなさいっての。
 ほんともうぶっちゃけ勘弁して欲しいこのバカップル!!




ええと、ナミさんは酷くないのです。もうずっとふたりの事を心配してたのです。
明らかに両思いなのにも関わらずいつまでもうだうだしてる体先行の二人に、そしてサンジの「ぶっちゃけ」連発にとうとうキレてしまわれたのでした。
ゾロに対しては怒りの余り嫌がらせですわホホホホ。
サンジだから許せますけど、実際「ぶっちゃけぶっちゃけ」って何度も言われたら私は「ウゼェーーー!!!!」とちゃぶ台ひっくり返すと思います、ぶっちゃけ(真顔)
なんかコーラにむせるサンジとかぶってるなあ。所詮私の考えるものなど……(ズーン……)


 15日、16日、18日、19日、21日、22日に拍手して下さった方ありがとうございましたー!!

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・・・拍手お礼vv

13日の更新!

13日の更新!


LINKに、seadragon様お迎えしました!
一見、「サンジに甘くないゾロ、ゾロに甘くないサンジ」がステキです!勿論それは見かけだけで、二人の間には愛が溢れてます!
文体もカヲリ様の書かれるゾロサンもかっこいいんですよ……!!(震)
海賊のお話が多目なので、海賊ゾロサンがお好きな方(私もvv)には嬉しい悲鳴ですよ!キャー!!
あと、お引越し、リンク切れ等修正しました。
TOP画像変更。散ってしまった桜!でも好きなんだ。桜が好きなんだーーー。

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・・・拍手お礼vv

ほんとは16日 と バトン

バトンの続きです!


●毎日自動改札機にひっかかる[サンジ]



「もう嫌だ」
 そうひと言、低くかすれた声で呟いて、いつ拭かれたかわからないようなプラスチック製の簡素なテーブルに両肘をつき、普段から猫背の背中を更に丸くして、サンジは死んだ魚のような目で向かいに座るゾロを見た。心なしかサンジがいつも「戦闘服」と呼んでいるスーツもよれよれだ。
 開かれっ放しのサンジの口から、タバコの煙がもわもわと、まるで魂が抜けていくかの様に拡散していく。放っておいたらヨダレまで垂らしそうな生気の抜けた顔だ。
 ゾロとしては、こんなタバコ臭く煙たく、若者同士のどうでもいい会話や下卑た笑い声がうるさい全国チェーンのコーヒーショップ2階喫煙フロアからは、さっさとオサラバしてしまいたいのだが。
「なんで……!なんでオレだけ毎日毎日自動改札に引っかかるんだ……!!」
 はあああ、と深いため息を吐いたサンジはまだまだ立ち上がる気配も無い。しょうがなく、ゾロは紙コップの冷めかけたコーヒーを啜った。
 部署は違うが同期入社のサンジは、偶然にもゾロの近所に住んでいて、同じ駅を利用しているので時間が重なった時には一緒に出社することも珍しくない通勤仲間である。
 最近、出勤時にプラットホームでサンジに会うと、開口一番眇めた目で睨まれ「今日もだ」と言われることが日課になっていた。この駅の自動改札機は最近、何故か毎回サンジをシャットアウトするらしい。
 そして今日、仕事終わりに会社のロビーでばったりと顔を合わせた時、コーヒーでも飲もうぜと誘われたのだが。
「そんな落ち込むなよ。死ぬわけじゃあるまいし」
 慰めようとそう言うと、サンジはがばりと顔をあげて青い目をかっと見開いた。ダン!!と拳をテーブルに叩きつける。
「てめェには!!わからねェのか、オレの苦しみが!!」
 サンジの体から怒りのオーラが立ち昇っている。
 あまりの迫力にゾロもちょっと仰け反った。
「期限切れの定期を投入してるならともかく、オレの定期はきっちり今年の9月まで使える6ヶ月もんだ。きっちりニコニコ現金払いで購入だ。パ○モだのス○カだのわけのわからねェもんでもねェ。それなのに毎朝毎朝オレの顔見りゃあの忌々しい、“ピンポーン”って音つきでバタンバタンと閉じやがって。お陰で最近じゃ会社のエレベーターの到着音までがオレの逆鱗に触れるんだ。毎日毎日行き帰りきっちり閉じるたァどういう了見だ。帰りはまだ良い。問題は朝だ。ただでさえみんな殺気立ってる通勤ラッシュ時に、“ピンポーン、バタン”!!慌てて定期を取って振り返ると、皆さんたいそう迷惑そうな顔でオレを睨んでやがる。オレが悪いんじゃねェっつーの!!ああ、しかし野郎からの視線なんかどーでもいいさ。あいつらが困ろうがイラつこうが屁でもねェ。いちゃもんつけてきやがったら蹴り飛ばす。だが、今日はとうとう、オレの真後ろにいらっしゃった、香水の香りもかぐわしい巻き髪の美しいレディに……!」
 そこでサンジは、ナイフで人を刺して我に返った殺人犯役の俳優の様に、両手を体の前でブルブルと震わせ叫んだ。
「舌打ちされた!!舌打ちされちまったんだよおおお!!その時のオレの気持ちがてめェにわかるかゾロよ!!」
 ……帰りたい。
 そう思ってしまったゾロは、ついつい今の気持ちを正直に口に出してしまった。  
「自動改札って磁気で読み取るんだったか?てめェがそのわけのわからん電波放ってるせいじゃねェのかよ」
「あの扉が閉まる度に世界から拒絶されてる気がする……!!」 
 ゾロの言葉が聞こえたのか聞こえてないのか、サンジは再びテーブルに突っ伏した。
「出勤前のお化粧したての麗しいレディ達が、オレのこと迷惑そうに汚いものみたいに見るんだ……!こんなのオレ、もう耐えられねェ……!」
 両手を拳にして、どん、どん、とテーブルを叩く。
「……有人改札通りゃいいじゃねェか」
「それじゃあオレが機械に負けたことになるだろうが!!大体な、日本人は機械に頼り過ぎなんだ。オレのイナカじゃ近くの駅はいまだ無人駅だ。電車降りたら運転席から顔出した運転手さんにキップ渡したり定期見せたりするんだよ。それがコミュニケーションってもんじゃねェのか!日本はそんな温かみを一体どこに置いてきちまったんだ……!」
 そうして、えぐ、えぐ、としゃくりあげ始めた。
 ……もう一杯コーヒー買ってくるかなーとゾロがぼんやりしていると。
「……決めた」
 眉間にくっきりと皺を寄せて、涙目のサンジが、顔をあげた。
「もういい。オレ、明日からバス通勤にする」
「は!?」
 驚いて、声が裏返ってしまった。
「毎朝毎朝、バスの運転手さんに定期見せてコミュニケーションとる」
「って、お前、朝からバスなんか乗ったら渋滞で遅刻するに決まってんぞ?」
「早起きして始発に乗る」
「始発!?なんでそんな極端なんだ!定期の残りはどうすんだよ!」
「駅員シメ上げて払い戻しさせる」
「めちゃくちゃ言うな!それに、バスだって今はなんか機械でピッ、ピッ、ってやるじゃねェか知らねェのか!?」
「じゃあ自転車だ!!自転車で通う!!」
「会社までどんだけ時間かかると思ってんだ!」
「うるせェ!!とにかくオレはもう嫌なんだ!!」
 そう言うと、とっくに冷めているだろう紙コップのコーヒーを取上げ、ぐびぐびと酒を飲むかのように飲み干してしまった。
 焦ったのはゾロだ。
 実は、とんでもないことだが、ゾロは、毎朝毎朝一緒に会社に通ううちに、このアホな電波サンジにうっかり惚れてしまっていたのだ。
 サンジとは部署の違うゾロにとって、朝の同伴出勤タイムはある意味幸せタイム、サンジと触れ合える貴重な時間だったのだ。だいぶ仲良くなってきたので、そろそろ、「近所なことだしうちへ遊びに来ねェか」等と誘っちゃうタイミングを計っている最中だったのだ。
 それが、バス通勤に変えられてしまったら。
 ゾロは、自宅から最寄のバス停がどこにあるか知らない。結構遠い、ということだけは近所の人に聞いて知っている。長く歩く事が問題なのではない。ゾロは、極度の方向音痴なのだ。バス停を覚えるまでに半年はかかる自信がある。しかも始発。自慢じゃないがゾロの睡眠時間は1日10時間以上必要だ。今だってギリギリなのに、始発なんてそんなの起きられるわけない。自転車も同じ理由で却下だ。そして方向音痴はここでもネックだ。サンジと一緒の出勤ならともかく、帰りはひとりで家に辿り着ける気がしない。無理だ。


 
 じゃあ、このままサンジが通勤手段をバス他に変えてしまったら……!!


 サンジに会える時間がなくなる……!!!


 そんなのはダメだ……!!


 今度は、ゾロが双眼をかっと見開いた。
 サンジの両手をがっと取り、握り締める。
「明日は、改札で待ち合わせようサンジ!」
「あ?」
 サンジが訝しげにゾロを見る。
「オレが、絶対にてめェを、無事に改札通してやる……!!」

 

 朝7時40分。○○駅。
 慌しく人々が改札口に吸い込まれていく。
 サンジは、後ろに立つゾロを不安げに振り返った。
 心配するな。
 そう気持ちを込めて、ゾロはゆっくりと頷いた。
 サンジが、緊張した面持ちでこくりと頷き返し、改札口に向かう。
 ゾロは、サンジが定期券を投入しようとしている改札機を睨んだ。
 機械のくせにサンジを苦しませ、オレの恋路を邪魔しようとしてくれやがってこの野郎。人間様を甘く見るな。
 深く深呼吸をし、足を開いて構える。

 
 毒をもって毒を制す。
 電波には電波だ。


 口の中で、ゾロは小さく呟いた。
「一刀流……!」

 

 平卦降魔……!!!!


 
 大きく、ゾロの体が踊った。
 サンジの定期券が、改札機に吸い込まれる。
 一瞬、全ての音が消えた。

 


 ざわざわと周囲の音が戻ってきた時、サンジの体は、改札機の向こうにあった。
「ゾ、ゾロ……!!」
 機械を通って飛び出してきた定期券を取り、サンジが信じられないといった顔で振り向く。
 やった、とゾロは小さく胸の前で拳を握る。
「ゾロ!」
 サンジが笑顔で手を振る。
 ゾロも笑顔でサンジに歩み寄る。


 ゾロは決めていた。
 サンジがちゃんと改札を通れたら、これからも、毎朝一緒に出勤したいと伝えようと。
 きちんと好きだと告白しようと。

 
「サンジ!」
 サンジに向かって、手を伸ばす。


 ピンポーン。
 バタン。
「あ」 

  
 
 呆然と立ち尽くすゾロの後ろに居たのだろう女性が、隣の改札機を通り間際、眉間に皺を寄せてちらりとゾロを見ていった。
 そんな視線はどうでもいい。
 サンジに他人のフリをされた事の方が比べ物にならないくらい痛い。
 一歩も動けないゾロに、改札口から顔を出した駅員さんが、
「お客さん、キップ入れなきゃ通れないよ」
と、言った。



おわり






く、くだらない……!!
しかしこれは、無駄に長くなった割には書くの早かったです(笑)
微妙な上に無理矢理なオチですみません……。
ほんとは駅員のギン(笑)がサンジさんの困る顔見たさに毎朝手動で……と思ったんですが、確かどなたかの日記で、このバトンが回答されてて、ゾロが手動でやってたら面白いっておっしゃってたんですよ。なので止めました。
一体どうしてサンジはひっかかり、なんでゾロはそれを打ち破ることが出来たのか結局のところはわかりません(笑)
因みに無人駅なのは私のイナカでーす!
高校入ってできた友人に、「○○ちゃんが使ってる駅って無人駅ー?」って聞いたら、笑顔で、「止めてよそんなイナカじゃないよ!」と言われました(笑)え……、うち、無人駅……。(屋敷の外に取り残されたホグバックの気持ち)


拍手ありがとうございましたー!!

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ほんとは14日 と バトン

先週は寒かったり暑かったり風が凄かったりでしたね!
雨と風で桜が散ってしまった……!もうちょっと見ていたかったな。
桜好きです。
日本人はみんな好きだろうけど。


バトン行きます!



●炭酸でむせる[サンジ]


 サニー号が3日ぶりに到着した陸は、陽射しも高い夏島だった。
 久しぶりの夏島に浮かれたクルー達は全員出払ってしまい、船番のフランキーは、昨日の戦闘で甲板に空けられた穴の補修作業をしていた。
 にじみ出た汗を首にかけたタオルで拭った時、タラップを上がってくる足音が聞こえてきた。
「おーいフランキー、コーラ買って来たぜ~」
「おう、悪ィなぐるぐる!」
 甲板に上がってきたのはこの船のコック。両手に買い物袋を抱え、ひょいひょいと猫の様に軽い足取りで近づいてくる。足元に買い物袋を置くと、コーラの瓶を数本取り出し「ほらよ」とフランキーに差し出した。
「おっ、サンキューな。なんか良いもんあったか」
「ああ、結構大きい市がたってた。とりあえず雑貨とか香辛料とかな。足の早ェもんは最終日にまとめて購入だ」
 言いながら、サンジは甲板に座り込んでタバコをふかした。 
「あー暑ィ。喉渇いた。アイスティー淹れてくっかな」
「オレの腹に残ってるコーラ冷えてっぞ。飲むか?」
「それってお前のエネルギー補給の残りもんじゃねェの……?」
「新しいのまるまる一本だよ」
「お前は?喉渇いてねェの?」
「さっき飲んだ」
「……じゃあ貰うかなー」
 フランキーが得意そうに腹の冷蔵庫から冷えたコーラを取り出し、サンジに渡す。
 ラッパ飲みでコーラを呷ったサンジは「ぷはーっ!」と笑顔で瓶から口を離した。  
「よく冷えてて美味ェ!」
「オレの腹の中で熟成させてるからな!」
「嫌なこと言うなよ」
 サンジが買ってきたコーラの瓶をがしょんがしょんと腹の冷蔵庫にしまいながらフランキーが思い出したように、
「そう言えば、ゾロならついさっき鍛冶屋行くっつって出てったぞ」
と言った。サンジがちらりとフランキーを見る。
「へえ」
「んで、今日は町の宿屋に泊まるってさ」
「……あ、そう」
 ぐびりとサンジがコーラを飲む。暫く黙っていると思ったらソワソワし出した。あーやっぱコーラにはレモンがねェとな、そう言って立ち上がったサンジに、フランキーが声をかけた。
「オイ、昨日のシメ鯖な、ゾロが冷蔵庫の前で食いてェなあってぼやいてたからよ、持ってってやれよ」
「ん?ああ……」
 返事をしかけて、はたと止まったサンジは、何とも言えない顔でフランキーを振り返った。
「……なんでオレが外泊するクソ剣士にわざわざシメ鯖持って行くなんて思うんだ?」
 有りえねェ、とサンジが笑いながらコーラを口に運んだ瞬間。
「あ?だってお前らデキてんだろうが。今日は二人で宿にしけ込むんだろ?」
「ブーーーーーーーーッッッッ!!!!」
 サンジが盛大にコーラを吹き出した。あまりの盛大ぶりにフランキーもビックリだ。
「ごほがはげほげほげほッッ!!!」
「オイオイオイ、ぐるぐる大丈夫か!?」
 慌ててフランキーが首にかけたタオルを放って寄越し、何時もなら、おっさんの汗がついたタオルなんか使えるかとにべもないサンジも、ぜえぜえと苦しそうに息を乱しながら鼻と目をタオルで拭った。
「な、何、なんで、ゾ、デキ、て!?」
 ぱくぱくと金魚の様にあえぐサンジを可哀相だなあと思いつつ、仁義に厚いフランキーは律儀に答えてやった。
「やー……、だってお前ら見てたら分かるだろそれくらい。わかりやすいし」
「……」
「始めの頃、お前に近づくと、ゾロのヤツオレに対してあからさまに威嚇してたしなー」 
「あ、そう……」
 サンジは赤くなったり青くなったり白くなったりしながら、おたおたと甲板に置いていた買い物袋を取上げると、フラフラとキッチンに向かう。
 あー、もしかして失言だったか?
 フランキーは手にした金槌で頭をがりがり掻いて、去っていくサンジの後姿に声を張った。
「や、悪かったな、内緒だったとは思わなくてよ。何しろたまに最中の声も聞こえるからてっきり公認かと」
「うわーーーーーーーーーーん!!!」
 サンジは泣きながらキッチンに走っていってしまった。
 残されたフランキーは、呆然と呟く。
「……いや、若いってな大変だな」 
 酸いも甘いも噛み締めたおっさんはひとり、うんうんと頷くのであった。



夏島なのにシメ鯖って……。何故なら私が食べたかったから(オイ)冬島の気候から突然夏島になったということにしといてください。こういう時グランドラインは便利だなー♪
うお!フラ兄書いたの初めてだ!!
むせるサンジはかわいい。(断言)


拍手ありがとうございましたー!!

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ほんとは13日 と バトン

せっかくぴよりちゃんにお勧めしてもらっているのにこのままじゃわんぴ映画が終わってしまう……!!和です!!
バトン続きです!本当は今は13日です!



●人見知りの[サンジ]


 はい、じゃあみんなよく聞いてね~。
 今日からみんなとお友達になる、サンジくんです!
 みんな、仲良くできるかな~?
 はあい、良いお返事ですね~!
 サンジくんがこの幼稚園のことでわからないことがあったら、みんな色々教えてあげてね~!
 じゃあサンジくんもみんなと一緒にお歌を歌おうか!
 ウソップくんのとなりに立ってくれるかな?ほら、あの鼻の長……ううん何でもない!端っこに居る、ね。ウソップくーん手を上げて~vv
 あはは、やだ、サンジくん緊張してるのかな~?大丈夫だよ、みんなとっても優しいよ~?先生の後ろに隠れてたら、みんなとお友達になれないよ~?
 ルフィくん、サンジくんは大福餅じゃないの。サンジくんが前住んでた北の方は、色が白い人が多いのよ~。色白は七難隠すのよ~。あああ、大丈夫サンジくん、ルフィくんは食いしん坊だけど、流石に人間は……いやいや、サンジくんのことを食べたりしないわよ~。
 あ、女のコの隣が良い?ナミちゃんの横に並ぼうか。恥ずかしいかな?
 ……ゾロくん!“ぐるぐるまゆげ”なんて言っちゃダメでしょ!!
 きゃあ!サンジくん!!なんて華麗なとび蹴り……じゃない、止めて!二人とも!!止めなさーーい!!


「おい!あの緑色のガキサンジにパンチ入れやがったぜ!」
「酷ェ!サンジの顔に傷が残ったらどうしてくれんだ!ヤキ入れにいくか!」
「バカ、子どものケンカに口出しちゃならねェっていつもオーナーから言われてるだろうが!見ろ、サンジだって負けちゃいねェ!」
「サンジは顔はかわいいがケンカはオーナー仕込みだからな、そこら辺のクソガキに負けるかってんだ!」
「あの……失礼ですけれど」
 ロビン園長先生は、ガラス戸にへばりついて、緑頭の子と黄色頭の子が乱闘を繰り広げている教室内を、心配そうに見ているコック服なのに屈強なおっさん集団に声をかけた。
「ご心配は分かりますが、担任のビビ先生は若いですけどしっかりした先生ですし、わたくしどもが責任をもってお預かり致しますので、どうぞお帰り下さいな」
 ……屈強なおっさん達が、ぺこぺこと何度も頭を下げて名残惜しそうに幼稚園から去って行く。
 きっと明日も、数人のコック服おっさん達に連れられて、サンジくんは登園するのだろう。
 こんなに箱入り息子ちゃんじゃ、人見知りにもなっちゃうわね。
 ロビン園長先生は小首を傾げ、くすりと笑った。


膝小僧は当然赤いです!
ほっぺたは桜色!
知らない人に会うと恥ずかしくてもじもじします!
↓裏設定
ビビ先生は、普段から身体的特徴で人をからかってはいけないと子ども達に言っているのに、ウソップ君についてだけはどうしても「鼻が長い」と言ってしまいそうになるジレンマを抱えています。先生だって人間だから……。

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・・・拍手お礼vv

ほんとは12日 と バトン

ひいいいい雲隠れですみません!!
とりあえずバトン回答行きます!


●横断歩道の白い部分だけを踏んで渡る[サンジ]

 

 けん、けん、ぱ。


 サンジの赤いスニーカーが、暗闇に浮かび上がる横断歩道の白い部分だけを踏む。
 午前0時をとっくに回り、3月の終わりといえど夜中は冷える。何が楽しいのか、横断歩道のけんけんぱを繰り返すサンジの口から白い息が弾むように漏れた。
「おーーい、遅ェぞマリモちゃん!」
 横断歩道を渡り終えたサンジが笑顔で振り返る。鼻の頭と頬が赤い。誰だ、こいつに酒飲ませたヤツは。未成年だぞ。(そう眉を顰めるゾロも勿論未成年で、サンジの5倍は飲んでいる)
 コンビニで買った缶ビールやらつまみの入った袋を揺らさないように一応気をつけながら、ゾロは、機嫌よく車道を渡るサンジの後をゆっくりと追う。
「今日は楽しかったなあ~。あいつらとも暫くは会えないだろうから、今日は、皆でわいわいやれて良かった」
「……そうだな」
 くるり。
 酒に弱い幼馴染は夜空を見上げながら何故か1回ターンをした。そしてふへへ、と笑う。
 夜中の住宅街は車がほとんど通らない。今は役目を成さない赤と黄色の信号が明滅している。
 車道外側線の上を両手を横に広げてモデルの様な歩き方で進むのに呆れ、ゾロは早足で近づくとサンジの後頭部を軽く小突いた。
「うわ危ねェ!ラインから出ちまう所だったじゃねェか!」
「何やってんだてめェは」
「今のオレは線の白い所しか歩けねェんだよ!邪魔すんな!」
「はあ?」
「オレルールだ!店出た時に決めたんだよ!」
 バカバカしい。ていうかバカだな。
 小学生かてめェか、と溜息を吐いたが、放っておいて先に帰ろうとは思わない。  
 

 けん、けん、ぱ。


 公園の前を通れば、咲く準備をしている桜の固そうな蕾が、街灯に照らされぼんやりと白く光っている。
 車のエンジン音とライトが近づいてくる。ゾロは無意識に一歩下がったが、サンジは勢い良く、横断歩道へと踏み出した。


 けん。 
  

「オイ!!」
 慌ててサンジの腕を掴むと引き戻す。
 目の前を、車が結構な速さで通り過ぎて行く。横断歩道は歩行者が優先だと、マジメなチョッパーが常々言っている言葉が頭を過ぎり、ゾロは舌打ちをした。
「あっぶねェなあの車。てめェもぼさっとしてんな!」
 サンジの横顔は長い前髪で見えない。
「サンジ?」
「……ゾロ」
 囁くように名前を呼ばれ、聞き取りにくくて顔を寄せた。少しの酒と、煙草の匂いがする。
「オレさあ……、お前には、卒業した後は○町の専門学校で調理師免許取るっつったけど、あれ、やめたんだ」
 サンジは腕を掴んでいるゾロの手をそっと離させると、ゾロから距離をとった。
「A県でフレンチの店やってるジジイの知り合いが居てさ、そこで修行することにした」
 俯いたまま、サンジはゾロを見ようとしない。
「オレは、本気で絶対に一流コックになるからよ。学校で習う、なんて生っちょろいことやってらんねェんだ。ジジイの店だと、どうしても甘えが出ちまうしな」
 口元だけは、笑っている。
「だから……オレはあっちで頑張るから。お前も剣道頑張って……」
「そりゃあ奇遇だな。オレもA県行くんだ」
 遮るように言ってやると、暫く間があって、弾かれるようにサンジが顔を上げた。
「……は?」
 目をまん丸くしてゾロを見る様子が面白くて吹きだしそうになったがなんとか堪えた。努めて真面目くさった口調で、
「M大受かったからな。オレ、居なかった時あったろ?あれ、受験しに行ってた。言ってなかったか?」
 しれっと言い放つと、サンジの口があんぐりと開き、ぶんぶんと激しく首が横に振られる。
「し、知らねェ!!聞いてねェ!!一体何時の間に!!てめェ……何考えてんだ!!」
「オイ、夜中に怒鳴るな、迷惑だろうが」
「いや、てめェが常識的なこと言うんじゃねェ説得力がねェ!!つーかてめェS大推薦で受かってるだろうが!剣道はどうすんだ!なんで……!」
「オレはお前が好きだからな。出来るんならなるべく近くに居てェんだ。そんだけ」
 サンジの顎ががくんと下がる。
「……は」
「剣道はどこでもできるしな」
「す、好き……って」
 もう一度サンジの腕を掴み、ぐいと引くとその体を抱きしめた。サンジの体温が高い。
「好きだ」
「ゾロ……」
「だから、もうオレから逃げようとすんな」
「!!」
 びくりと、ゾロの腕の中でサンジの体が固まった。
「お前も、オレが好きだろ」
「……!」
 ゾロが、サンジが自分のことを好きなのではないかと気づいたのは最近だ。ウソップから、サンジが卒業後実は県外で就職しようとしているらしいことを聞き、自分の傍から居なくなると思った瞬間、自分の気持ちに気づいた。そしてサンジも、恐らく自分と同じ気持ちであると。それなのに。
「なのに、なんで離れようとすんだ」
「……」
 サンジは答えない。
「どうせお前のことだから、なんかわけわからんことぐちゃぐちゃ考え……ぐはッッ!!」
 突然腹に衝撃を受け、ゾロの息が詰まる。サンジの膝蹴りが入ったのだ。
「てっ……めェ!何しやがる!」
「お前が引っ張るから白いトコだけ歩くルールを破っちまっただろうが!!」
「はあ!?」
「せっかく今までずっと白いトコだけ通ってきたのに台無しだ!」
 黒いアスファルトの上で地団駄を踏んでサンジが怒る。こんな時に何言ってんだこのひよこ頭!!と、流石にゾロも頭にきた。怒鳴り返そうとして、しかし言葉を呑んだ。
 サンジの顔が、今にも泣き出しそうに歪んでいる。 
「お、お前に何がわかるんだ」
「サン……」
「オレが、幼馴染を好きになっちまって、男同士なのに、女の子が大好きなはずなのに、オレがどんだけ絶望したかお前にわかるかよ……!!」
 握り締めた拳がぶるぶると震えている。単純明快なゾロと違って、きっとサンジはぐるぐると悩み続けていたのだろう。そう思うとゾロも堪らない気持ちになった。
「せめてずっと友達で居たいのに、傍に居るの辛くなってきちまって、離れたらお前なんか忘れられるはずだと思って、だから、家出て、ひとりで頑張ろうと思ったのに……!!」
 サンジの息が段々しゃくりあげるものに変わり、みるみるその青い瞳が水に包まれる。
「クソヤロー……!」
 そして、体当たりのようにゾロに抱きついてきた。
「苦しませて悪かった、悪い、サンジ」
 ゾロも抱きしめ返す。
「近くに居過ぎて、自分の気持ちにも、お前の気持ちにもなかなか気づけなかった。オレはバカだ」
 うぎ、ひぐ、とサンジが変な声を上げる。泣くのを我慢する時の声だ。子どもの頃から変わらない。
「気づいちまったら、離れたくなくなった。お前が家を出て頑張るっつーなら応援したい。だけど離れたくないからな、ついてくぞ。ストーカーだなハハハ。悪いが離れるつもりはねェ」
 サンジの耳に唇を寄せる。
「だから、諦めてオレのもんになれ」
「う゜う゜ーーーーっっ!!」 
 バカ、ボケ、ハゲ、と悪態を吐きながら、サンジはゾロの首筋にぎゅうぎゅうとしがみ付いてくる。
「んな締めんなよ、苦しいって……」
 大粒の涙をぼろぼろ零すサンジの背中をさすって宥めながら、ゾロは、頭上の桜を見上げた。
 いつのまにか、うっすらと紅色に染まる花が一輪だけほころびている。顔をくっつけられて見えないが、きっと、今のサンジの頬とよく似た色に違いない。ゾロの顔に笑顔が浮かんだ。

 あと数日もすれば、一斉に咲き誇るだろう。








無駄に長ェェェェェェェェ!!!!



これのお陰で日記書けませんでした……!!
書き終わるまで日記書かないって決めたから……!!
バカじゃないの私……!!
あのね、気づいた。前から気づいてたけどまた気づいた。
すたーだすととれいんとか、↑とか、思いを綴る、みたいな、情緒優先の文章ほんと苦手だ私……(オイ!!!)
酔っ払ってけんけんぱってかわいいなあと思って……。
酒もタバコもやっちゃってるので、大卒の二人の話しにしようかと思ったけど、いくらなんでも就職先をゾロが変えるのは難しいだろう、それに22歳でけんけんぱはちょっと……。(サンジならかわいいけど)じゃあどうする、とか変なことに時間を食いました。
思いっきり自分で自分の首を絞めるワアヤさん(死)
M大はサンジが修行する店のすぐ近くにあるので(ゾロ確信犯)、幼馴染で親同士も知り合いな二人は、これから同棲……同居……同棲……を始めるんですよvv
さあ、さくさく回答行きますよ!!(汗)


拍手ありがとうございました!!

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ねむい…!!

すいません、ダメだ、眠い、眠いです。
SSどころかバトンまで止まっている……!!
最低だ。ナマコになりたい。そして三倍酢漬けでサンジに料理されればいい。
明日は叔母といとことあいらぶおばあちゃんがママンのお見舞いに来てくれますー!!
ば あ ち ゃ ん に 会 え る ! ! 
もうばあちゃんはそのままうちに住んだら良い。


桜がね、散って行くんですよ、ハラハラと。
死ぬ時は桜の木の下がいいなあと思うワアヤさんでした。西行法師の歌のように。
それか本に埋もれて。きっととても幸せ。


4日と今日、拍手ありがとうございましたー!!

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色々あってどこからつっこんで良いか分からない日

こんばんにゃ!和です。
人の世とは本当にままならないものですね!


☆愚痴注意です!!↓


ママンの病室が、突然324号室から323号室(笑)に変わりました。サンジさん号室!
しかし、何の説明もなく突然だったそうです。
窓際のベッドだったのに、サンジさん号室では廊下側で薄暗い。
折角324号室の方たちと仲良くやっていたのに。意味がわからん。
そして、便秘気味の母、昨晩から便秘薬を頼んだそうなんですが、昼にも頼んだのに夕方になっても薬が来ない。
4時にお風呂にいれてくれると言ってたそうなんですが、看護士さんからいつまでたっても声がかからない。
私が付き添っていいならそうしてあげたかったんですが、脱臼するといけないので初めてのお風呂は(そう、今まで体を拭いてただけだったんです!)看護士がついてないとダメと言われてたんです。
薬とお風呂は私がナースステーションまで頼みに行きました。
何時までも来ない薬のことを薬剤部に聞きにも行ったんですけど、その時の薬剤師の態度にもう!!
や、看護士さんはお忙しいです。それくらいはしょうがない。
しかし今日は私も母も(便秘だし余計に)イライラ。
病室に回診に来た先生(not主治医)が言ったんですよ。

「じゃあ来週退院予定で……」

はあ!?
母はまだ歩行器なんですが。
そんな早く退院になっても動けないから困るんですが!!
実は、母が入院して数日後に、同じように股関節を人工関節にした同室のAさんが退院されたんです。
ところが数日後、またAさんが再入院されたんです……!!
退院して3日後、人工関節が脱臼してしまったされたそうです……。激痛!!ご家族が気づくまで全く動けなかったって……。
今現在、股関節完全固定。ずっと寝たきりです……。もう気の毒で見ていられない。

以前、自宅から2時間かかる別の病院で母を診て貰った時、先生がおっしゃってました。
今は、医療費削減の為に、早く患者を退院させろと国がせっついてくるのだと。
他の病院だと1ヶ月くらいで退院させられる。
しかし、あんまり早く退院して自宅で過ごすと脱臼しやすいので、うちでは2ヶ月しっかり入院してリハビリして歩けるようになってもらいます、と。
本当はその病院にお世話になれれば良かったのですが、何しろ遠すぎるだろうということで……。
で、自宅から近い今の病院を選んだのですが。
来週退院って、始めに言ってた1ヶ月にも満たないんですけど……!!
「杖で歩いてもらって」って……。何言うてんの!!
Aさんだってもうちょっと入院してリハビリしてたら脱臼しなかったかもしれないのに……!!
怒りと不信と不安いっぱいに、「さっさと追い出されるんや……」と呟く母。
そして母がお風呂にいれてもらっている間に、病院へ電話をかけてくるKYな父……!!(倒)


リハビリセンターがあるらしいので、そちらへ転院させてもらうことになると思います。しかし空きがなかったら入れないよ!!
ほんとに日本はどうなっとるんだ。介護福祉が充実してない国が先進国なんて言えないだろう。国民が大変な思いをしてるのに思いやり予算とかふざけんな。


生き難い……。


帰りは、某プロ劇団の舞台を観てきました。
人情コメディーだったので、笑って笑って泣かせてもらいました!元気出た!
やっぱり舞台は良い……!!


あとでまたバトン回答に来ます!


拍手ありがとうございました!!

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パチパチパチ!!

ウソップお誕生日おめでとう!!!


って今日はウソップの誕生日でもないしもうウソついてもOKなエイプリルフールでもないよ!!ごめんねウソプ……!!


私はずっと、「湿布って……コレ貼って本当に何かの役に立っているのか?効いているのか?」と内心思っておりました。
昨日、腰が立ち上がらないのに辟易して、薬箱をごそごそやってたら湿布を見つけたので、効くかどうかわかんないけどもうなんでもいいから貼っとけーい!とばかりにぺたぺたしておきました。


そしたらなんか効いてきた!!
湿布効いてきたよ!!
腰がちょっと立つようになったよ!!
お陰で今日は数日ぶりに自転車で病院へ行けました!!



去年の5月に使用期限が切れてる湿布だけどね!!


湿布って、本当に効果があるのかなー(ぼんやり)


今日はバトン回答をちょっとお休みして、4週間ぶりになっちゃったじゃんぴ感想行きたいと思います!


1日と今日、拍手ありがとうございました!!


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・・・溜めまくったじゃんぴ感想!!

ヤ、ヤベェ…!! のと バトン

あああ、3月が終わってしまう!
サン誕ページすら出来てないのに!!
でも宣言します!!
サン誕ページは作ります!!サン誕必ずやります……!!

決意も新たに、しかしそんな中、


本格的に腰が立たねェ……!!


今日は、まずママンに、着替えや飲料用のお湯を入れたポットを持って行き、それから、先月おなかが大きかった友人の赤ちゃんが無事産まれたので、お祝いを買って会いに行って来ましたー!
甥2以来、久しぶりに産まれて数日の赤ちゃんを抱っこさせてもらいましたが、柔らかいなあ~vv
姉2のところで住み込みベビーシッターをしていたお陰で、自分の子どもが居ない割には赤ちゃんのお世話が上手です私(笑)
友人は出産まで2日半かかったらしく、もー話を聞いてるだけで私が死にそうになりました……!!まさしく命がけ!!
女の人はすごい!!!!お母さんは本当に偉大です……!!!!!


腰のお陰でちゃんと歩けず、病院の長い廊下、お祝いを買いに行った広ーいショッピングセンターがかなり辛かったです。
普段私が人一倍姿勢に気をつけているのを知っている友人は、おばあちゃん歩きの私に「どうしたのー!?」と愕然としてました(笑)
部位は違いますが、自由に動けなくて、おかんもずっと辛かったやろうなあ、と、こんなタイミングでおかんの気持ちがわかるとは思いませんでした。
おかんの病室に辿り着く前に、母がお世話になってる整形外科の前を通るんですが、私が診て貰おうかと思いましたよ。ヨタヨタ。


あとでバトンを答えに戻ります!


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ただいまです!
ではバトンの続きを!


●スキップができない[サンジ]


 昔馴染みが営んでいる香辛料店の重い木の扉を押し開いて、ゼフは眉を顰めた。
 1時間前に、小遣いを渡してどこでも行って来いと言いつけたはずのチビコックの黄色くて丸い頭が、店への上り口の階段からひょっこりと覗いている。小さい頭の視線は、香辛料店の目と鼻の先にある広場で催されているカーニバルに釘付けだった。ピエロ姿のアコーディオン奏者が奏でる楽しげな音楽に、丸い頭がゆらゆらと揺れている。
「オイ」
 声をかけると、小さな体がぴょんと飛び上がる。
「なんだクソジジイ、早ェじゃねェか。昔馴染みとのオウセはもういいのか!?」
 慌てて立ち上がり、生意気な口調で胸を張るチビコックだが、言葉の使い方がおかしい。ゼフは溜息を吐いた。
「ああ。また夜に店に食いに来る」
「おっ、じゃあ下手なもんは食わせられねェな」
 チビコックは、ゼフが手にしていた紙袋をひとつ、よいせと取り上げると、広場とは反対側の港に向かってさっさと歩き出した。しょうがなく、ゼフも荷物を抱え直し後につく。
 ゼフたちとすれ違う人たちは、皆、少しお洒落をして、笑顔で広場へ向かう。
「……おめェも行って来い」
 目線を下げ、見えるつむじに向かってそう言えば、
「何言ってやがんだ。ディナーの仕込みがあるのにそんな暇ねェよ」
 呆れた様に言い返してくる。
「今日は近くの島からも人がいっぱい来るんだろ。書き入れ時だ。いつもより多めに準備しねェとな」
 果物やらパンやらが詰まった自分の頭より大きい紙袋を抱え、重いと思っている素振りを見せようともしない。全くこのガキは素直じゃない。
 と、チビコックが珍しいものを見るように目をやった。 道の端で、地元の子ども達が頬を真っ赤にして笑い声を上げながら踊っている。軽やかにステップを踏み、輪になってスキップでぐるぐると回る。
 そう言えば、先程すれ違った親子連れも、両親に挟まれた女の子がスキップしているのをサンジがさり気なく見ていた事をゼフは思い出した。
「おいチビナス」
「あ?なんだクソジジイ」
「お前スキップは出来るのか」
「……なんだよスキップって」
「あの子達がやってるだろう、あの足の動きだ」
「……あんなの初めて見た」
「お前、あの子達に教えて貰って来い」
「は!?なんでだよ!!オレはキョーミねェ」
 大きな青い目がゼフを振り仰ぐ。ゼフは、出来るだけ偉そうに言った。
「オレの足技を使えるようになりたいんなら、スキップくらいできる様になっとけ。足技にはリズムとタイミングが必須だ。スキップもできねェヤツが強くなれると思うなよこのナスが」
 サンジの頬がみるみる赤くなる。
「じゃ、じゃあジジイが教えてくれたらいいだろ!」
 そんな事を言い出すチビに、ゼフはぐっと詰まった。
「……冗談言うな。なんでオレが」
 唇を突き出してゼフを睨んだサンジの顔がはっと固まり、表情が曇る。
「……出来なくなっちまったのか?」
「ああ?」
「……足が、そんなだから」
 ゼフは、無言でサンジの尻を蹴り上げた。
「いってェ!!何すんだクソジジイ!!」
「舐めんなよクソナスが。出来ねェわけねェだろ。なんでわざわざこのオレがチビナスなんかに教えてやらなきゃならねェんだっつってんだ、勿体無ェ。100年早いわ!」 
「なんだとクソジジイ!!」
「いいから行って来い!!ディナーが始まるまで帰ってくるな!!」
「ふざけんな!!オレが居なきゃ店が回んねェだろうが!!」
「半人前以下のてめェなんざ返って邪魔だ!!悔しかったらスキップしてみろ!!」
「そんなもん教えてもらわなくてもひとりでできるようになるもん!!」
「いいから行って来い!!」
「い や だ !!!」


 そのままぎゃーぎゃーとケンカしている内に港に着いてしまい、結局、ゼフの密かな願い空しく、寄港している3日の間、意地っ張りのチビコックは頑としてカーニバルに遊びに行こうとせず。
 しかしその後、バラティエのあちこちで、いい歳をしたいかつい男達が顔を赤くしながら踏むスキップを、傍らでしゃがみこんで食い入るように見つめるチビコック、という奇妙な光景が見られ、オーナーシェフはコック達から「こんな恥ずかしい仕打ちを受けるとは思わなかった……!バツゲームか!!」と恨まれることとなる。



親の心子知らず。ゼフは、サンジを子どもらしく遊ばせたかったんですね。
ゼフとチビナスをちゃんと書いたのは初めてですが楽しかったー!無駄に長くなったぜ。
一箇所、「ゼフ」を間違えてうっかり「ゾロ」と打ってしまいました。
それもまた有り!!
今は華麗なスキップから見事な蹴りを繰り出すサンジも、昔は、子ども同士で遊んだ事ないからスキップできないどころかスキップ自体を知らなかったんだろうなー。そんで、大人たちに教えてもらって一生懸命練習したんだろうなかわいい!!!!
と、そんな妄想。


拍手ありがとうございましたー!!

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腰が立たない のと バトン

いや、そういう意味じゃなく(真顔)。和です。


痛くはないんですが、腰がまっすぐに伸ばせなくなってしまいました。
腰が曲がったおばあちゃん状態です。
前もありました、コレ。
姉1に、怒りって溜まると腰にくるんやって、と前も言われました。
確かに最近色々怒ってます。
最終的には自分に対して。


今日ってインテでイベントだったんですね!!ああー知らなかった。知ってても行けなかったけどー。
サン誕オンリーも行けなかったし、イベントにも振られ続けて(振り続けて?)おりますなあ。


バトン続き!


●蝶々結びがどんなに頑張っても縦結びになる[サンジ]


「サンジ君、エプロンが縦結びになってるわよ」
「はい?」
 かしゃかしゃと軽やかな音を立てながら見事な手さばきで卵を泡立てていたサンジが振り返る。
 ナミは、航海日誌をつけていたペンで、指揮棒よろしくぴしりとサンジの背後を指した。
「前から気になってたの。サンジ君のエプロンの紐、いつも縦結びになってる。ほら、リボンが傾いてるの」
「え?可愛らしくvv蝶々結びになってるでしょ?縦結びって何?ナミさん」
「サンジ君……、縦結び知らないの!?」
「え?え?なんかおかしい?」
 サンジは一生懸命体を捻ってエプロンの紐を見ようとしている。
 ペンを置いて立ち上がったナミは、サンジの背後に近づくと、エプロンの紐を解いてやった。
「ほら、こうやって結ぶと蝶々結び。こうやってやるのが縦結び。リボンが傾いちゃうでしょう?」
「え?あ!ほんとだ違う……!!オレ、19年間、縦結びを蝶々結びだと思ってたよ……!!うわああ恥ずかしい……!!」
 サンジはあわあわと慌てふためき、情けなくグル眉を下げた。
「もう1回!教えてよナミさあ~ん」
「しょうがないわねー。5千ベリーで手を打つわ」
「い!?」
 ナミのレクチャーで、サンジは縦結びと蝶々結びの違いを覚えたのだが、後ろ手にエプロンの紐を結ぶと、何度やっても縦結びになってしまう。
「もう!サンジ君、ネクタイはちゃんと結べるんだから頑張って覚えなさいよ!」
「ああああ。このままじゃ、ナミさんとオレとの間に出来たかわいい娘の髪に蝶々結びでリボンつけてやれねェ……!!」
 青くなるサンジの頭をナミが無言で殴り飛ばした瞬間、ラウンジにのっそりとゾロが入ってきた。
「ねえゾロ、あんたこのエプロンの紐、蝶々結びにできる?」
「あ?」
「あー!ダメだよナミさん!そいつは片結びしかできねェんだ!!」
「アホか。この前のはてめェがちゃんと蝶々にしろって言わねェからだろうが」
 そう言って、ゾロは逃げようとしたサンジの腰をがっと掴むと、エプロンの紐をささっと綺麗な蝶々結びにしてしまった。
「こうだろ?」
「……まあお見事」
「くっ……マリモのくせに……!」
「良かったわねーサンジ君。これからはゾロが、サンジ君のエプロンの紐、ちゃーんと蝶々結びにしてくれるわよvv」
「ナ、ナミさん!」
 サンジが慌てて叫ぶが遅かった。ゾロが、にやりと嫌な感じに笑う。
「へえ、お前蝶々結び出来ねェのか。いいぜ、オレが毎日結んでやっても」
 言いながら、つるりとサンジの尻を撫でた。サンジの顔が真っ赤になる。


「ナミさんの前で何さらすんじゃあああこのセクハラマリモ!!!」


 蝶々結びが出来ないコックも可愛くていいもんだ。

 
 蹴られて飛ばされながらも、ニヤニヤしたゾロの顔にそう書いてあるのを見てしまったナミは、「キモい。鳥肌立っちゃった。後でゾロに慰謝料請求しようっと」と、思った。
 勿論その後、サンジが死に物狂いで蝶々結びをマスターしたのは言うまでもない。
 


恋する☆エプロンの続きになっちゃった。
菜箸マスターに引き続き、蝶々結びマスターになるサンジ(笑)進化してますな!
とか言って、2○年間、縦結びと蝶々結びが違うと知らなかったのは実は私です……。
いまだに、ちゃんと蝶々結びが出来るかどうか怪しいもんです。
そんな私を可愛くていいもんだとか思う人は勿論いません……。


拍手ありがとうございましたー!!

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水怖い のと バトン

こんばんにゃ!ハリポタとタイタニックを交互に観てました。和です。
どっちも石田さんが吹き替えで出演されてましたね!和、最近ぎんたまのお陰でやっと石田さんの声を覚えました。
超有名声優さんなので、勿論お名前は存じ上げておりましたが、出演されてる作品を観た事なかったので、やっとです。
石田さん演じるヅラがすごい好きです(笑)


ところで、私、映画タイタニックが嫌い、というか怖いです。
水が怖いんです。
水で顔洗うの嫌いで、いつもぬるま湯で洗ってます。流石に夏は平気だけど。
小学生の頃、プールで泳いでる時に耳に水が入ったのが原因で片耳が聞こえなくなって、また耳に水が入るのが嫌で泳ぐのを止めたら、水に浮く事すらできなくなりました(笑)顔を上げた状態の平泳ぎで15メートルが精一杯!
だから、潜水艦の映画とか、水がぐわーって迫ってきて、「溺れちゃうよー!」なシーンとかも怖くて嫌いです。
アラバスタのプリンスサンジな場面も、水のあがってくる速度が遅いので大丈夫ですが、自分が牢屋に入れられて水攻めされたら途中で失神すると思います……!!
大好きな未来少年コナンは、水攻め場面が多いんですよ!
最近見ないのですが、以前は、津波が襲ってくる夢を良く見ました。


水難事故のニュースは本当に怖いです。泣けてくる。


でも、海を見るのが大好きで、船に乗るのも大好きで、噴水が上がるのを見るのも大好きなんです。
アホなんやろか。


前置きが長くなりましたが、いのしかちょうひらさんからバトンを頂いておりました!ひらさんありがとうございます!


「愛の試練バトン」

☆ルール☆
[ ]内に指定されたキャラを当てはめ、それでも愛せるか!!を問う。

お題:『サンジ』  


フツーに答えても面白くないので、小ネタ風に答えてみたいと思います。←無駄に意欲的。


●箸がうまく使えない[サンジ]


「ああッ!!」
 つるりと、箸で掴もうとしたパスタを逃し、サンジが悲痛な叫び声をあげる。
 ナミが読まなくなった数日前の新聞を読んでいたゾロは、呆れて片眉を上げた。
 最近サンジがハマっているのは箸だ。
 立ち寄った島で購入した箸を使って、器用に焼き魚を食べるゾロを見て興味を持ったらしい。自分も早速菜箸を購入してきて料理の際に使っている。
 が、ただでさえ箸は一朝一夕で使えるようになるものではないのに、普通の箸より長くて太い菜箸を箸初心者のサンジに上手く使えるわけがない。
「うう……」
 サンジが唇を突き出して呻く。
 パスタは時間との勝負、とはコックの言だ。使い慣れたトングをちらりと見て、しかし菜箸を離そうとしない。茹で上がったパスタを菜箸で掬って鍋からフライパンに移そうとして、飛ばした熱湯を顔で受け「アチィ!」と喚いている。
(しょうがねェな)
 ゾロは溜息をつくと立ち上がった。
 サンジの背後に回ると後ろからサンジが手にした菜箸を取り上げた。
「なんだよ!?」
 サンジがぎょっとしたように声を上げたが無視だ。
 ゾロは普段左手で箸を使うが、右手でやってやれないことはない。「こうやるんだ」と箸を正しく持ち、パスタをフライパンにひょいひょいと移してやる。箸は使い方さえマスターすれば、つかむ、裂くが同時にできる便利な道具だ。コックも覚えておいて損はないだろう。
 気がつけば、丸い後頭部からひょっこり見えるサンジの耳が赤い。なんせ後ろからすっぽり抱き込んでいる状態だ。それでも箸の使い方を覚えたいらしく、文句も言わず真剣にゾロの手元を見つめている。
 こりゃ悪くねェな。
 悪くないどころか、かなりかわいい。
 コックがずっと箸使いが下手ままだったらいいのによ。
 そんなことを考えてゾロはニヤニヤした。


 そんなゾロの願い空しく、負けず嫌いなサンジは連日連夜箸の練習に励み、あっという間に箸マスターになってしまうのであった。




恥ずかしながら、私はお箸の使い方がかなり下手です……。大人なのにいまだに練習中。

……軽い気持ちで始めましたが、この調子でバトンを答えてたら一体いつ終わるのか!?


拍手ありがとうございましたー!!

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コーヒーの威力

こんばんにゃ!今日は目が覚めてます!和です。
さっきカフェオレ飲んだんですよね。コーヒーちゃん


今日は、って前から思ってたんですが、私って「今日は」とか「昨日は」で始まる文章が非常に多い。日記なんだからそうなのかもしれないけど毎回毎回頭悪いなあと思います。


というわけで今日は(結局使う)この前の日曜日帰って行った姉2が、今度は家族と一緒に観光がてらやってきました(笑)だから先週は来なくて良いっていったのに!うちまで遠いんだから!
子ども達は、折角旅館に泊まって美味しい夕飯を頂けるというのに、
「和っちゃんちに泊まる~~」
バカ者!!
なかなかそんな経験できないんだから(……ん?そんなこともないか?)有り難く旅館に泊まっておいで!
まあ、姉2夫婦にとってはたまにはそんな時があってもいいかなあ(ニヤニヤ)(おっさんぽく)と思ったんですが、宿泊代払ってるのに勿体無いと思って。所詮ビンボー人ですよワハハ。
わざわざ家族で母のお見舞いに来てくれて有り難いことです。


姉2といえば、先週一緒に自転車で病院まで行った時に、すれ違ったおっちゃんに「おっ、若いな!!」と言われたんですよ。
姉2も私も、はははって愛想笑いしておいたんですが、何故おっちゃんがそう言ったのかわからなくてちょっと戸惑い。
姉2が、「私そんな変な格好しとる……?若作りかなあ」と言うので、自転車を止めて姉2を振り返ったんですよ。
見た瞬間全てを察して吹き出した!!
姉2が乗っているのは、姪っ子の子ども用自転車ですよ。


jitensya.JPG







そら若いわ!!
(笑)
奥の自転車が私のです。あーいえー。


拍手たくさんありがとうございましたー!!
うううきっと慰めて下さっているんだ。ご心配おかけしてすみません……!!

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ぐはあ……

ノダワアヤの気力を根こそぎ奪う究極の爆弾。



それは父。



ゾロサンと言う名の回復魔法で心を修復中。



拍手ありがとうございました……!!

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こんなに疲れてるとは

わーんお久しぶりです!和です。
連日寝落ちです。
私は夜型人間なので、いつも「時間的に、そろそろ寝ないとな」と思いながら布団に入るので、夜が眠くて目が開けてられないなんて久方ぶりですわ。
朝もなかなか起きられません。まあこれはいつものことだけどね☆!
家事して病院へ通うだけなのに、こんなに疲れるとは……!!(自転車通いで余計疲れてんのかな?)
仕事しながら家事もして、入院しているご家族の世話をされる方は本当にすごいと思います……!!


頂いているメールの返事を書いてきます。
また後ほど!



=======================================================


てってれーー!!(音)ただいまです。
私はこの「てってれーー!!」がちょっとした口癖なんですが、うっかり一般の友人の前で言ってしまうと、必ず「何それ」とつっこまれます。
正解は、「ドラクエでレベルが上がった時に流れる音みたいなやつ」。「ジャジャーン!!」みたいな。
どーでもいいですね……。


ママンのリハビリがボチボチ始まりまして、今日はバーに捕まって歩行訓練を行いました。それを見学してました。
リハビリ室で、リハビリに励んでいる方々を見ていたり、母の病室で、同室の方と話したりしてると、色々考えることがあります。
からだの仕組みのことや、介護・介助のこと、自分が歳をとってもし動けなくなった時のこと等々……。
なんだか、凄く色んな事を考えます。
病院に居るだけで、色々教えてもらってる感じです。


そんな中、最近、物凄いハマってるカップリングがあります!!
きゅーんとしたり胸が熱くなったり、癒されてます。
2次元でこんなにハマるとは。
なんだろうこの吸引力……!!
そのカップリングの名は!!



ゾロサン……!!


いやもう凄いよゾロサン。何度でも恋に堕ちるよ。
私の中で、もう何度目になるかわからないゾロサンブームが到来しております(笑)
小ネタが浮かんでは、書く時間が無いので消え(忘れ)、浮かんでは書く時間がないので消え(笑)。
それくらい続くゾロサン妄想。
サン誕なのに皆様の作品をちゃんと拝見できない、自分が書けないのが辛い……!!
今日は珍しくまだ眠気が来ないので、文章頑張ります!


23日、24日(直接メールさせて頂きました)、25日に拍手して下さった方ありがとうございましたー!!

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明日には必ずとか言っといて

メールの返事、じゃんぴ感想が遅れておりますすみません……!!
今、半分しか目があいていない、寝落ち寸前、和です。
明日、明日こそは……!!


今日は昼からずっと眠くて、ママンのベッドの隅っこでいつの間にかぐうぐう寝てました……。


春の選抜高校野球始まりましたね!
実はわたくしの母校も出場しております。テレビの前で応援しよーっと♪
最近、高校野球観てると、選手達の一生懸命さに涙が出るようになりました。おばちゃん化。


拍手ありがとうございました!!

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姉2とサイクリング

こんばんにゃ!和です。


ママンは、昨日栄養剤の点滴が外れ、今日は酸素チューブも取れました!熱はまだまだ上がったり下がったりですが、顔色もだいぶ良くなり、今日から自分で車椅子を使います。ありがとうございます!


病院への自転車通いを決めたのは、体力作りとか足の筋力アップとかダイエットとかあったかくなってきたからとかガソリン節約とか理由は色々ありますが、母が入院している病院は、外来の患者さんや手術の付き添い等以外は、駐車料金が始めの1時間だけ無料で、あとは1時間ごとに300円もとられる、というのも理由のひとつです。
手術したてで自分では思うように動けない体ですから、やっぱり少しでも長く傍にいてあげたい。
車で行くといちいち時間を気にしなくてはならない。そんなの嫌だ!


そして今日、私の知ってる人の中で一番行動力のある姉2が、ダンナさんと子ども達3人をおいてやってきました(笑)
来る前に電話で、冗談で「自転車持っておいでよ」って言ったら超マジメな姉2は本当に持ってきました!!(笑)
しかも、なんかピンクで小さい自転車(笑)
和「…………コレ、姪っ子のじゃないの??」
姉2「私の自転車、車にのらへんかったから借りてきた(笑)」
……小学生の自転車に乗った姉2と二人、並んで病院まで自転車をこぎました(笑)
よく考えたら姉ちゃんと一緒に自転車で走ったのって初めてかもしれない。貴重な経験でした。
少し年が離れてますし、うちはビンボーだったので(笑)、自転車も姉のおさがりを使うシステムだったので、家に何台もなかったですよ。
自転車の運転でも性格が表れるので、姉2のスピードについていくのは大変でしたが(子ども用自転車に乗ってるくせに恐るべき速さ!)楽しかったです!(笑)
初めて自転車で病院に行った日、35分かかったのですが、姉2と行ったら20分でした(笑)なんだこの違い(笑)


じゃんぴ感想書くとか言ってまだ書けてなくてすみません!
流石に最近疲れているのか、キーボード打ってるといつの間にか寝てます……(笑)連日寝落ちなのです……。


メールもありがとうございます!!返事が遅くて申し訳ありません!明日には必ず……!!


20日に拍手して下さった方ありがとうございましたー!

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手術無事終了!

母の手術が無事終わりました!和です。


仕事のある姉1は手術前に母に顔を見せて、後は私がひとりで付き添いました。
3時間くらいと聞いていましたが、手術室に入ってから出てくるまで3時間50分でした。
手術室から出て来た時、顔が紙のように白かったのでちょっとビックリしましたが、股関節の手術は血が大量に出ると聞いていたので、血の気がなくなると本当に白くなるのだなーとかぼんやりと思いました。
その後もうつらうつらしながらも会話の受け答えもしっかりしてたし、うん、大丈夫でしょう!!1週間後くらいからリハビリが始まるそうです。
頑張れママン!!


手術中、ちょっと腹の立つことがありました。
手術室のすぐ横に、手術をされる患者さんの家族用の待合スペースがあるんですけど、私の他にも何組かのご家族が居てはりました。
手術室のすぐ近くですから、待合スペースは勿論携帯電話使用禁止区です。壁に貼り紙もしてあります。
私はそこで本を読んでたんですが、私の近くに30代後半~40代前半くらいの女の人が3人と70代のご夫婦?という家族の取り合わせが座ってたんです。
で、40代くらいの女の人の携帯が鳴ったんですよ。
電源を落としてないことにちょっとビックリしましたが、切り忘れたのかなと思ってすぐ本に戻ったんですけど。
そしたら他の2人も携帯を取り出して、3人それぞれ携帯をいじっている。
あんたら全員電源いれっぱなし!?と思わず私は眉を顰めました。


あのね、携帯の電源を切らなくちゃいけないというのは、携帯の電波が手術中、計器に影響を与えるかもしれない可能性があるからだよね?
電車に乗ってても「優先座席の近くでは電源をお切り下さい」ってアナウンス入るよね?あれは、ペースメーカー等の動作に携帯の電波が悪影響を与えるからですよね?
万が一あなた方がそれを知らないとしても(でもそれを知らないって携帯を持つ現代人としてどうよ)、あなた方の目の前に「携帯電話の電源切れ」って貼り紙してあるよね??
私の母も、あなた方のご家族も、今手術の真っ最中なんだよ。
私達が携帯をこの場所で使うことによって、万が一、億が一にも何かあったらどうすんねん。
手術のリスクは1ミクロンでも低い方がいいだろうが。
それを、家族であるあんた達が高めてどないすんねん!!
ていうかうちのおかんになんかあったらどないしてくれるねん!!!!


と、脳内でガラの悪い感じで憤りました。


いや、気持ちはわかりますよ。私だって随時姉達にメールで状況報告したい。
そんなの手術中の家族だったらみんな気持ちは同じだよ。(だからメールや電話をかけたい時は携帯電話使用可の場所まで移動しましたよ)
いやでもきっともう電源切ってくれるだろうと思ったのですが、その後も携帯を取り出してはメールをパチパチ。
こんな、ここに居る人の家族全員手術中という特殊な場所で、人ともめごと起こしたくないと思ったのですが、流石に頭にきて、その女の人に近寄り、壁の「携帯電話使用禁止。電源をお切り下さい」の貼り紙を指差しながら、
「ここ、携帯の電波あかんと思うんですけど」
と言いましたなら、その女の人、私の顔をチラッッと見ただけで何も言わず。


ムカーーー!!!


その後、メールを送信し終えたらしく、そそくさと携帯をしまってました。
あのさー別に謝って欲しいわけじゃないけど、なんかもっと他に態度があるんじゃないの!?
や、注意されてバツが悪いのはわかる。だが大人だろうが!!
大体、良い歳した大人が、自分よりよっぽど年下の子(や、“子”って歳じゃないですけど)にマナーのことで注意されて恥ずかしくないんかい!!
両隣のさっきまで携帯使ってたお前らもなんか言えや!!


と、脳内でガラの悪い感じで憤りました。


あのね、でも私前から思ってたんですけど、携帯使っちゃいけない表示が出ている病院で、中学生くらいの子が携帯いじってたりするでしょ。
「ここは携帯使えないんだよ。命に関わるからだよ」って言うてやろうかと思うんですが、隣に親が座ってるんですよ。
親が注意せえええええええ!!!
親御さん居るのに言えないですよ。
ほんと、世のお父さんお母さんお祖父さんお祖母さん、若い子のマナーがなってないとか言ってる場合じゃないですよ。


すいません、久々に怒りモードに入ってしまいました。
昔からこんなんで、周りにはウザイって思われてると思います。
でもあかんことはあかんのだ。


とにかく、そんなことはありましたがママンの手術は無事に終わりました!!
ありがとうございます!!


ええと、この後にじゃんぴ感想はアレなので、新たに日記を書きたいと思います……(苦笑)


拍手ありがとうございましたー!!

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自転車最高

自転車最高です。楽しいです。
病院まで片道35分、車では気づかないことにいっぱい気づきました。
書きたいことがいっぱいあるんですが、流石に今日はちょっとちゅかれてしまいましたー。
明日は10時から母の手術です。早めに病院行かなくちゃ!えーと病院の前に花瓶を買ってー。

なのでじゃんぴ感想等まだなんですがおやすみなさい!


拍手ありがとうございましたー!!

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母入院~~

こんばんにゃ!和です。


母の入院のため、大荷物を抱え病院へ行って来ました。
看護士さんが病室へ案内してくれたんですが、3階でした。
3階の320号室の前を通り過ぎます。
321号室……、322号室……、




ええええもしかして323(サンジさん)号室!!!?




と内心物ッ凄いテンションが上がったのですが。


サンジさん号室は通り抜け、母の病室は324号室でした……。
惜しい……!!(ほんと、こんな娘でゴメンね、ママン)


祖母の白内障の手術の時も父の治療方法も、本人と一緒に私がお医者さんから説明を聞いたのですが、母はちゃんとした大人なので(おとんは……)(おばあちゃんは高齢だからね)本人に任せたきりで、今日初めて看護士さんから手術や手術後の注意を聞いたんですが、想像以上に大変そう……!!聞いてる私まで緊張しました。
やっぱり体を切って何かをするっていうのは大変なことなんですねえ……(汗)
チョッパーに迷惑かけんなよみんな……。←なんの話だ。


病院の帰りにコンビニでじゃんぴを読みました!感想は先週分と合わせてまた明日!


拍手ありがとうございましたーー!!

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母、明日から入院

ママンが明日から入院になります。和です。
19日に左股関節を人工関節に変える手術をします。
右股関節も手術しないといけないので、さっさか歩けるようになるのはまだまだ先ですが、ここ数年ずっと杖で歩いていたので、ママンが自由に楽しく歩けるようになったら私も嬉しいです。色んな所へ連れて行ってあげたいんだ。


で、そんな母なんですが、ずっと父の世話で実家におりましたが、今日の昼過ぎに我が家へやってきまして、新しく購入した入院用のパジャマ(白地に小さい赤色の水玉。フリンジつき。私なら絶対に選ばない柄)に着替えだして、
「これ変じゃない~~??」
「姉ちゃんのカーディガン借りてこ!ピンクと青とどっちがいいかなー」
「(カーディガン)やっぱりピンクのがかわいいかな~~。こっちにしよ!」
「和、どう思う~??」
いや、知らんがな。ていうかあなたなんだか楽しそうじゃない?
私がそう言うと、
「楽しくないよ!手術は不安だよ!!
しかし、なんだかウキウキしながら荷物を詰めている。ように見える。修学旅行前みたいなんですが……(半笑)


私も、毎日マスクして自転車で病院に通おうと思ってます(遠足気分)


拍手ありがとうございましたー!!

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本当の話だもん

こんばんにゃ!生きてます。和です。
市販の風邪薬を全部飲み干してしまいまして、一緒に飲むとアナフライキシーショック起こすといかんと思って止めていた喘息の薬と抗アレルギー剤を復活させたんですが、そしたら体調が良くなってきた感じです。
大分口からものが出なくなりました。(汚い)
結局アレルギーだったのかしら。わからん。自分の体のことがわからん。
熱もないです。ありがとうございます!


そんな中、寝ていて夢を見ました。
や、夢はいつも物凄く見るんですが。見なくていいよって思うくらい見るんですが。
夢の中で、私は姉2とのどかな田舎の町を歩いています。田んぼが広がりぽつぽつと民家が。
そして、田んぼのあぜ道には、ピンクと薄い青色の花が咲き誇っているのです
大きな花小さな花。「もう春なのね」と思います。とても美しい風景。
そこで私は、ああこれは夢なのだと気づき、こんなにお花がいっぱい咲いているのだから、これはとても良い夢なんだろうと思います。
そしてなんでかわかりませんが次の瞬間、






その花々を口いっぱいに頬張ってもしゃりもしゃりと咀嚼していました……。






なんでだ私………!!!(倒)
ほっぺたが、サンジのご飯を口いっぱい頬張ってハムスター化しているゾロに負けずとも劣らず状態でした……。
目が覚めて、己がほとほと情けなく、初めて使いますが、まさしく「orz」って感じでした……。
別におなかが空いてたわけでもないのになぜ……。
あの「もしゃりもしゃり」という感覚が忘れられない……。


文章、苦しんでます……。ゾロよ……!!お前一体どうしたいんだ……!!


13日、14日、今日と拍手ありがとうございましたー!!
こんなに連日拍手頂いてるのは初めてです。更新できないのにすみませんありがとうございます!!


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・・・拍手お礼vv

  

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プロフィール

名前:
ノダ ワアヤ
性別:
女性
趣味:
趣味はサンジ!
自己紹介:
2次創作サイトの管理人の日記です。
間違って来られた方はどうぞお逃げになって!!
「ゾロサン」とか「ゾロサン」とか、聞きなれない単語が飛び交ってますよ!!
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